Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

カフェレストラン「ローズテリア」

 「CYDEF2019」はNATO軍の支援で行われたのだが、運営そのものは手作り感が強かった。現職自衛官やOBの人たちが主体だったようで、イベントのプロを雇うくらいなら内容を充実させるとの方針だったのだろう。それでもスピーカーへのケアは十分だった。政策大学院大学でもYRPでも、控室はちゃんとしていたし飲み物も用意されていた。

 

 最終日のYRPでもランチは、カフェレストラン「ローズテリア」の一部屋を貸し切りにしてのバイキングだった。丘の上にある平屋建ての綺麗なレストランで、サンプルメニューを見ると、軽食・定食・オプションとそれなりに揃っていて、ここがYRPのメインレストランのようだ。

 

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 主催者の人(自衛隊OB)が、「ここではだれも挨拶しません。お好きなものをとって食事を始めてください」と英語で言った。スパゲッティ、サバの南蛮漬け、サラダ、チキンソテーのほか、カレーライスがあった。その人に「横須賀海軍カレーではありません」と言われたが、ついつい手が出てしまう。

 

 列の後ろの方に並んで待っていると、お盆を運んできてくれた人がいる。複数のお皿をどうテーブルに運ぼうかと悩んでいたから助かった。早めに食事を取った人は困っていたから、このあたりも「手作り感」が感じられる。

 

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 カレーとサバ南蛮、サラダを取ってきて、テーブル上のウーロン茶で食べ始めた。偶然周りに自衛隊OBの人が多く、自然と官民(軍産?)連携の話になる。もちろん軍事機密を民間に教えてほしいとは言わないのだが、昨今の軍隊は(特にデジタル系は)民生品を一杯使っている。それらの「セキュリティ」は民間依存をせざるを得ない。

 

 そんな答えのない話をしながら、追加でスパゲッティまで持ってきた食べた。すると主催者の人が、「10分後にここで記念撮影をします。それまでに食べ終わって整列してください」という。これも英語だったのだが、なぜか親父の口癖「5分あれば、師団の編成ができる」を思い出して一人で笑ってしまった。

 

 記念撮影も無事に済み、僕の「CYDEF2019」でのお役目は終わりました。さて、今日は早めに帰宅しましょう。米軍大佐が逃げ帰るような台風が迫っていますからね。