Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

NH002便とNH001便の違い

 3月に続いて、またワシントンD.C.への出張が入った。例によって慌ただしい、2泊4日の行程である。ユナイテッドの直行便は、後ろ向き座席であったり食事内容がよろしくないので、どうしても青い日系航空会社の往路NH002便、復路NH001便を使いたくなる。手配が終わって週末に自宅で荷物の準備をしていて、同社のサイトで往復の食事メニューを見てみた。

 

 改めて気づいたのだが、往路便の方が食事の内容が充実している。以前紹介した「La Grenouillere」のフランス料理も、「グランクリュのビール」も、「彩季のかつ丼」も往路にしか用意されていない。利用者側からいうと、仕事の(特に英語の)ことが頭にちらついてゆっくりできない往路便より、復路便の方にこういうメニューがあってほしいと思う。

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 航空会社にしてみれば、半製品を含む料理の材料を調達しやすい日本発の便でないと用意できないメニューもあるということだろう。以前旅慣れた人から、日本への帰国便では洋食を頼むべきだよと教えてもらったことがある。そうだよね例えばDCのダレス空港で積み込むのだから、ホームグランドでない日系航空会社の調達には限界があるし、そもそも和食の材料だって現地では品薄・割高になるだろうから。

 

 それならせっかくの「La Grenouillere」のフランス料理も3月に続いてもう一度味わっておこうと、往路便で注文したメインが上の写真。前回はメインにタラを選んだのだが、今回は正々堂々牛肉のグリル。この店の料理の特徴は「緑」を多用すること。このグリル肉にそえられていたのも、ブロッコリのピューレである。オーストラリアの赤ワインと一緒に堪能した。

 

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 欧米線で2泊4日行程だと、フライトのクルーさんは同じことが多い。彼・彼女たちも現地で2泊して帰国便の準備をするわけだ。悩ましい会議と現地での食事等を終えて帰国便に乗り込んだら、「おかえりなさい」と言ってもらえた。やっぱり往路便と同じCAさん。この瞬間に疲れの50%くらいは吹き飛んだような気がする。

 

 顔なじみのCAさんと話をしていて、往復の食事の違いを言ってみると、「グランクリュなら残ってますよ」とありがたいお言葉。お願いしてアミューズの時に2杯のませてもらいました。これで疲れは25%に減りましたよ・・・ありがとう。