Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

相模線の新しい価値

 リニア新幹線の開業は、2027年だそうだ。実験線ではなく、営業運行の列車に一度は乗りたいものだと思う。僕も70歳代になっているが、運がよければ生きているだろうから。リニアの工事についての談合話もメディアの方は少し沈静化しているだろうが、事態の収拾という意味では前途多難だ。ある業界団体の議論に加わっていた時、「談合は悪か?」と問いかけられて困った記憶がある。

 
 かつて「不倫は文化だ」とうそぶいた俳優がいたが、この人たちは「談合は文化」だと思っているらしい。この文化については別の機会に触れたいと思うが、JR東海をめぐるこの騒ぎでリニア開業が遅れるのは困るなと老い先短いNINJAは思う。そのリニア、通過する各県に(静岡県を除いて)駅をひとつづつ作るということで、神奈川県は橋本あたりが候補になっていると聞く。一方従来の東海道新幹線にも相模川上の新駅の構想はあり、これらを結ぶ意味で相模線の重要度が増すのだという意見がある。

 東海道新幹線の新横浜・小田原間は、他の区間に比べて長い。のぞみ・ひかり・こだまの速度差から追い抜く駅や待避線は均等幅にあるのが望ましいから、茅ヶ崎と藤沢のあたりに駅を作るということは、列車運行上あり得る話。ウワサでは両市が取り合った結果、川の上に橋梁駅を作るところまで話が決まっているという。すると、その位置に一番近いJRの線は相模線ということになる。元来開発が遅れていたエリアで、海老名駅など20年前は田畑の真ん中にぽつんとあった駅だった。比較的都心から近いというので、昨今開発が進んでいる。だから相模線の乗降客数の伸び率は高いわけだ。

 しかしちょっと待っていただきたい。上記の記事の「2つの高速鉄道を結ぶ」という発想には、無理があるのではないか。新横浜から寒川新駅に来て、相模線で橋本までいってリニアに乗るはずがない。そんなくらいなら、横浜線で橋本に行くだろう。小田原からだって品川まで行ってリニアに乗り換えるほうが楽だし、ひかりで名古屋まで行ったほうが早そうだ。リニア開業や東海道新幹線新駅で相模線の乗降客が増えるのは確かだが「結ぶ」効果は期待できないだろう。
 

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 ひとつあるとすれば、リニア内で刺殺死体発見、容疑者は東海道新幹線で乗っていたというアリバイを主張・・・のようなケース。

刑事:心象としては(犯人は)こいつに決まっていますがね。アリバイが崩れず、令状が取れません。
 
鉄ちゃん探偵:こいつは品川で東海道新幹線に乗ったのじゃない。犯行後リニアを橋本で降りて相模線で寒川まで行き、そこでこだまに乗ったのだ。相模線なんて忘れていたろう。

 なんてミステリーの舞台になるだけかもね。