Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

花見ついでの外食ディナー

 今回の京都旅行では2度外食しようと決めたのだが、出発前に以下のようにぐるなび予約を入れて置いた。

 

・到着日 何度か訪れた「VAPEURS」(*1)の姉妹店でフレンチ

・2日目 烏丸通りぞい京王プレリアホテル内の「IKARIYA365」でイタリアン

 

◆Bistoro VAPEURS

 

    

 

 烏丸御池交差点から、北東に徒歩3~4分ほど。姉妹店は町屋の奥にあるのだが、ここは路地に直結している。とはいえ裏通りなのであまり人通りはなく、客も少ない。プリフィックスのコース料理で、前菜・メインが選べ、アミューズとスープ、チーズかデザートが付いている。

 

    

 

        

 

        

 

 僕の選んだ前菜は、鴨肉やタコのカルパッチョが付いた豪華なもの。ボトルで貰った赤ワインは、姉妹店でも2回呑んだ「D'AIGUILHE」。カリフラワーのスープが美味しい。メインには鶏もも肉のソテーにし、家内はこれも2度食べた牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。今回も満足して帰宅。

 

◆IKARIYA365

 

    

 

 烏丸四条の交差点から4ブロックほど南下(下ル?)した烏丸通り沿いにある。このあたり大規模ホテルが多く、観光バスの出入りも多い。当然外国人客も。ここでもプレフィックスのコース料理。ピザ・パスタ・メインを2人でシェアするものだ。

 

    

 

    

 

    

 

 大盛りのサラダに始まり、ピザは水牛モッツアレラマルゲリータ、パスタはポルチーニのタリアテッレ、メインは豚肩ロースのソテー、キノコソースとした。いずれも美味しく、ゆっくり食べていると徐々に店内が混みあって来た。外国人が目立つが、店の人は慣れた風情で席に案内したり、追い返したりしている。

 

 ここでも満足して、烏丸通りを歩いて帰りました。この2軒、とても良かったです。

 

*1:「ブラッセリーVAPEURS」再訪 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

京都で花見(東寺・智積院)

 この日は、四条通大宮通九条通国道143号線を通って京都市街地の南中心部を一周するバス路線(市バス207番)に乗って、2つの目的地を巡ることにした。先日と同じ西洞院バス停から、このバスに乗った。朝早いせいか、さほど混んでいない。20分ほどで、東寺東門バス停につく。

 

    

 

 東寺も、広大な敷地を持つ寺院。花の見ごろを迎えて、イベントが目白押しだ。境内には、ソメイヨシノ・ピンクの濃い八重桜・しだれ桜らが研を競って咲き乱れている。

 

        

 

 ここでは外国人観光客は少なく、空いている。手に数珠を持って、各伽藍を巡っている人も少なくない。

 

    


 庭園内に、珍しくボタンが咲いている一区画があった。

 

    


 回遊式の池には、桜のはなびらが一杯浮いている。

 

    

 

 ここの五重塔は、新幹線の車窓でもおなじみのもの。TV番組で写真家が、池を近景に撮る塔がベストだと言っていたので、そこで一枚。

 

        

 

 満足してバス停に戻り、再び207番のバスに乗る。地下鉄九条駅の上を通り、国道143号に入るころから、外国人観光客が増えてきた。かなり混雑してきたバスを、東山七条バス停で降り、智積院へ。

 

    

 

 ここは昨夜Copilotに「静かに花見の出来る場所」と聞いて、得られた回答のひとつだったところ。東寺よりさらに観光客・参拝客が少なく、落ち着いて桜の鑑賞ができる。

 

    

 

 多いのはしだれ桜で、今が満開。延命子育地蔵大菩薩の有難いお姿も・・・。

 

        

 

 智積院の北側には、高貴な人の墓所として名高い妙法院もある。付近には三十三間堂京都国立博物館、昨年仕事で訪れたハイアット・リージェンシーも・・・かなり混雑するところだ。案の定、やってきた207番バスは満員。何とか乗せてもらい、清水寺に近い五条や祇園で多くの外国人観光客を乗降させた後、四条烏丸に戻ってきた。

 

 4泊5日の「京都で花見ツアー」は、天候に恵まれて上々の出来でした。さて、高級食材店チェーンという<モリタ屋>さんで美味しい物を買って帰りましょう。今夜は、ラストディナー、ウチ呑み反省会です。

 

京都で花見(醍醐寺)

 この日は、伏見に近い醍醐寺にやってきた。豊臣秀吉が、その死の直前親近者のみを集めて開いたのが「醍醐の花見」。その4年前の「吉野の花見」は、戦国武将たちを集め威信そ知らしめる政治イベントだったが、こちらはプライベートイベントだったと歴史書にある。その中心的な舞台となったのが、醍醐寺

 

 烏丸御池の駅から、地下鉄東西線で乗り換えなしに醍醐駅に行ける。駅で降りた人は少なく、外国人もあまり見かけない。10分あまり坂を登った先に正門があり、立派なしだれ桜がお出迎え。

 

    

 

 境内は3つ(伽藍・三宝院・霊宝館)に別れていて、おのおの見ごたえがある。西大門(仁王門)を入ると、伽藍エリア。

 

    

 

 やはりソメイヨシノは散り始め、参道に散った花びらを踏みながら上っていくと、右手に五重塔が見えてきた。

 

        

 

 境内の方々に桜が咲いていて、まだ若い苗木も誕生祝いや100歳記念にと植えられたものが成長を待っている。桜のほかにはモミジが目立ち、11月末には紅葉狩りのイベントも行われるとある。

 

    

 

 伽藍の中心観音堂で形ばかりのお参りをし、今度は霊宝館。寺に伝わる仏像や書画などを近代的な建物で保管・展示する施設だ。観音堂含め、内部は撮影禁止。それでも館の前庭に、見事な八重桜が咲いていたのでこれを撮影。

 

    

 

 次には三宝館、ここには立派な庭園があるが、その入り口にも凄いしだれ桜が、今を盛りと咲いていた。

 

    


 立ち入ることはできないのだが、その庭園は見事なもの。銀閣寺のワビ庭園に比べて、規模もあるし美しさも勝る。さすがに華美好きの秀吉が関与したデザインである。

 

    

 

 三宝院の扉には東本願寺同様、金で装飾された五七の桐と菊の御紋が描かれている(*1)し、境内に張られた幔幕には、五七の桐が必ず描いてある。豊臣家の影響は非常に強い。豊臣家には及びませんが、NINJA家もここで花見を楽しみましたよ。

 

<続く>

 

*1:「いけずな京都」に魅せられて - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

京都で花見(嵐山)

 嵐電は、複線の嵐山本線と単線の北野線の2路線。北野線御室仁和寺駅から、乗換え駅の帷子の辻駅まで戻り、本線で終点の嵐山駅まで行った。北野線の乗客はほとんど日本人だったが、本線になると半分くらいは外国人観光客。多様な言語が飛び交う。

 

    

 

 20分ほどで、終点に着いた。そこはもう、日本ではない。なんとなく中華風の駅構内の造りもあるし、バックパッカーや団体客が押すな押すなで行き交っていることもある。

 

    

 

 首から同じ色のネームタグを下げた団体が、いくつも歩いている。人力車が列をなして行く。前回伏見稲荷でも見たレンタルキモノの店も多いし、利用者と思しき(違和感のある)和服姿の人がいる。

 

    

 

 片側一車線だが、これがメインストリート。大型バスも行き交う。何本かソメイヨシノが咲いていて、散り際といったところ。土産物屋、飲食店が軒を連ねている。

 

    

 

 TV番組でも見た渡月橋の周りでも、インド人の団体が競って記念撮影をしている。桂川には古い(5世紀からあったともいう)堰があり、水量が豊か。嵐山のある対岸に中州があって、いくらかソメイヨシノが咲いている。混みあう橋を渡って行ってみた。少し空いていて、ゆっくり花を眺めることができた。

 

    

 

 中腹にヤマザクラの咲いているように見える嵐山はいいとして、人ごみには辟易したので、天竜寺だけ拝観して駅に戻ってきた。

 

    

 

 帰りは嵐電嵐山本線で、終点の四条大宮駅に行く。降車ボタンがある電車で、市内に入ると路面電車のようになり信号停車することもある。江ノ電のような、市電のような不思議な路線である。20分ほど乗って四条大宮駅を降りると、目の前に阪急の巨大なビル。地下に阪急京都線大宮駅がある。ここから新町三条のコンドミニアムまでは、歩いて帰る。

 

    

 

 途中、アーケード商店街である<三条会>を通り、このパン屋さんでランチを買いました。これもTV番組で、今京都には手作りパン屋さんが増殖中との情報があったから。

 

    

 

 確かに美味しかったですよ。また寄らせてもらいます。

 

京都で花見(仁和寺)

 滞在初日も良く晴れた。今日はTV番組で紹介されていた2カ所を巡りたい。最初の目的地は「仁和寺」。新町三条のコンドミニアムからは、いくつもの行き方がある。スマホの案内では、四条西洞院バス停から26番市バスが便利という。ただそのバス停は観光客でとても混みあっている。大半は外国人。いろいろな言葉が飛び交っている。

 

 嵐電(嵐山電鉄)の帷子の辻駅に向かうバスに、ようやく乗れた。ぎゅう詰めで30分ほど揺られ、目的の駅に着いた。そこから嵐電で少し東へ戻る。途中、桜のトンネルのような車窓を見て御室仁和寺駅まで10分ほど。

 

    

 

 駅の正面200mほど先に立っているのが、重要文化財である二王門。二層の壮大な門で、2体の金剛力士像が両脇を固める。門をくぐると左手が門跡仁和寺の御所庭園。天皇家が住職を務めたのが「門跡」の意味で、ここは宇多天皇が創設したお寺。やや遅咲きの桜「御室桜」が千本ほと植えられているのを、今回は鑑賞したい。

 

        

 

 この桜は高木にならず、花も人の顔辺りで咲く。別名お多福桜、「花(鼻)は低いが愛想が良い」という意味である。TV番組で写真家のお勧め撮影スポットは、桜の群生地の西側から五重塔を入れて撮るというもの。その場所には撮影用の仮ステージが設けられていた。お勧めに従って数枚撮った。

 

    

 

    

 

 境内には散り始めたソメイヨシノ、まだつぼみでこれから咲くシダレ桜なども多く、しばらくは楽しめそうだ。それにしても御室桜のピークに合わせて訪れることができたのは幸運である。

 

        

 

 近づいて観た五重塔(これも重要文化財)は荘厳。初層(一番低い屋根)の瓦には、今年の干支である龍が安置されているという。仏舎利が収められているという塔芯までの高さは、36mあまり。

 

 外国人観光客でごった返しているかと思ったのですが、嬉しい予想外れ。混みあってもいないし、大半は日本人でした。さて、次は嵐山に廻ろうと思います。

 

<続く>