Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「TITAN」の世界の闘い(2)

 戦略ボード上は外縁部が時計回り、中間部が反時計回りに動くよう設計されている。山岳やツンドラのような中央部には、その真下の地形にちょうど止まらないと進めない仕掛けだ。コツとしては、なるべく外縁部に貼り付けられないように軍団を導くこと。

 

 軍団は任意に分割できるし最大キャパが7生物までなので、なるべく増やした方がいい。しかし弱小軍団はたちどころに餌食になってしまうので、強力な軍団で弱小軍団を守ってやるチームプレーも重要だ。

 

 もちろん自由にはならないが、サイコロの目も重要だ。理想的には小さな目を出し続けるのがいい。5や6が出ると序盤の一時期を除けば軍団がぶつかって戦闘になってしまう公算が高い。

 

 今回のテストプレイでは、サイコロの目に恵まれなかった青軍団がTITANに十分な護衛を付けられず、最初に茶軍団の刺客に討ち取られてしまった。次に外縁部に張り付けられた緑軍団のTITANも、黄色軍団の餌食になった。

 

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 写真は、中盤戦の終わりごろ、赤軍団の天使が率いる軍団に黄色軍団の戦闘部隊が襲い掛かったところだ。赤軍団は湿地から沼の生物を集めていたのだが、先ごろの戦闘で戦力の半分を失っていた。天使を除けば、動きの鈍い(行動力2)の生物ばかり。さらに戦場がジャングルという不得手なところなのも不利だ。

 

 黄色軍団は動きは鈍い(行動力2)ものの最強の体力(18)を誇るサーペントが2頭もいる。7頭の生物は全てジャングルを得意としている。生物によっては空を飛べたり遠くの敵を射撃できるものもいる。特定の場所で力を発揮するものもいるから、それらを組み合わせて戦術を展開するのが醍醐味でもある。

 

 戦闘は基本的には隣接したヘクスにいる相手に対して、体力の数だけサイコロを振り能力の差によって命中した数を決める。体力分のHITを食らった生物は取り除かれる。この戦いは戦力的に差があって、結果は一方的なものになった。これほどの差が無くても、結果には差が付くことが多い。軍事常識に言う「戦力二乗の法則」を体感できるゲームである。

 

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 戦術ボード上での戦いは7ターンまでで、それでも決着がつかなかったら防御側の勝ちとなってしまう。今回赤軍団はとても7ターンまでは粘れなかった。左の箱には武運つたなく敗れた生物たちが安置される。それでも、右の箱には強力な生物がまだリクルートされていないでいる。戦いはこれからが本番だ。

 

<続く>