トランプ2.0政権が始まって、さっそくいくつもの大統領令が発布されているという。就任前から、グリーンランドを買う、パナマ運河の料金下げろ、不法移民を軍を使って強制送還する、外国歳入庁を作るなどと言い放ってきたことの多くに実際に手を付けるようだ。
例えば外国歳入庁で関税を取り立て、国内減税の原資にしようとしても、そのためにはまず法整備が必要だ。そんな根回しなく、まずぶち上げるのがトランプ流である。もはや是非は問うまい・・・。
<ヘリテージ財団>が提唱していた「プロジェクト2025」。選挙中は知らないと言っていたトランプ氏だが、トランプ1.0の時に抵抗勢力だった国家安全保障会議(NSC)スタッフに、忠誠心のチェックをしているらしい。ここを皮切りに、自らに忠誠を示さない官僚は(5万人でも)首を挿げ替える可能性がある。
やはりトランプ2.0のバックには<ヘリテージ財団>がいたのかと思わせる状況だが、かの財団が<ウィキメディア財団>と緊張関係にあるとの記事があった。
保守系シンクタンクが「Wikipedia編集者」の身元を突き止めて、黙らせようと画策中 | ギズモード・ジャパン
<ウィキメディア財団>は、Webで知らないものはない百科事典「Wikipedia」の発行元だが、以前から「反ユダヤ的・意識高すぎなど」の批判を受けていた。マスク氏も同財団への寄付禁止を呼び掛けるなど対立が深まっていたのだが、<ヘリテージ財団>がWikipediaの匿名編集者の身元を突き止め、圧力をかけようとしているという内容には愕然とした。これでは「ニコ動」の出演者の身元をバラしたハッカー集団と同レベルではないか?少なくとも公党のシンクタンクのすることではあるまい。
<ヘリテージ財団>は「プロジェクト2025」だけでなく「COVID-19」の感染源に関するレポートを出す(*1)など、リサーチ能力を持ったシンクタンクです。その能力と資金力を、間違った方向に使っているように思うのですが。