Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

債券を勧められたのだけれど

 「COVID-19」の蔓延が欧米でひどくなり、イタリアなどの惨状が次々に伝えられてくる。米国も死者数が日本より一桁多くなり、社会全体がおかしくなってしまった。日本やフランスで起きたようにトイレットペーパーやバゲットを買いあさるならわかるのだが、銃器や弾薬を買うために行列するというのだから深刻な話。

 

 思い付きでツイートしたり記者会見するトランプ先生の不安定さは、平時であれば「しょうがないな~」で済むかもしれないのだが、緊急事態の今はとても心配だ。ウィルス検査は「陰性」だったようだが、そうだとしてもトランプ先生は「隔離」した方がいいように思う。

 

 ニューヨーク市場のダウ式株価は、先月には3万ドルに迫る勢いだったのに1カ月の間に2万ドルを割ってしまった。比較的裕福な市民は株式で資産運用しているから、財産が2/3になってしまった人もいるだろう。年金運用などの機関投資家にも大きなダメージだ。

 

 もちろん日本の証券市場も値下がりしている。2月には24,000円ほどだったのに今は16,000円台まで落ちてきた。こちらも同じように2/3になったわけだ。僕が持っている株式はもっぱら「株主優待」狙いで、過度の値上がり期待をしていたわけではないから仕方ないなと思っていた。すると証券会社から電話があり、「仕込み時だと思います」とのこと。

 

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 そういえば最近この証券会社に行っていない。まだしばらく株価の値上がりはないだろうから、3カ月後くらいに買う銘柄でも相談しようと出掛けてみた。こんな記事もあったし。

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-20/Q7HKRPDWLU6901

 

 すると勧められたのが円建てで5年償還の「債券」。個人資産のポートフォリオとして債券はあまりないので、株安傾向の時期にはいい買い物かもしれない。気を付けたのは手数料、条件は良くてもこれがバカ高いものもあるからだ。

 

 金利はまずまずで、手数料は特になし。ただ、日経平均株価があるラインを割ると損失が出る。このような金融商品を勧めるということは、証券会社は日経平均はそこまでは下がらないと見ているわけだ。「COVID-19」だけではなく、原油安による国際情勢の不安もあると言うと、「常識的に2/3になった今なら、おおむね底値」との返事。ちょっと迷って、まあギャンブルのつもりで購入しました。さて、どうなりますかね。