前回の函館旅行で、旧イギリス領事館でアフタヌーンティーの昼食を摂った(*1)。基坂という大きな坂道の途中にある瀟洒な建物だったが、そこに行く途中の元町通りで気になるカフェを見つけた。緑に覆われたその外観も、色とりどりの花をつけているエントランスも魅力的だった。

その時は入店できなかったのだが、今回はぜひランチをいただきたい。コンドミニアムからは、元町通りをまっすぐ歩いて10分ほどで着く。秋になって花は減っているが、変わらぬ素敵な外観をしばらく眺めて入店。そこは「赤毛のアン」の世界だった。

30~40席ほどある店内に、先客は1組だけ。地元の人らしき御婦人3人のランチである。お店の切り盛りは高齢の御婦人一人だけ。港が見渡せる席に座って、まず雰囲気を味わった。テーブル、椅子、卓上の小物、灯り、人形や造花のいずれもアンティークっぽい。ガーデニングや花の本、絵本などが手の届くところに一杯ある。

僕が注文したのは、チョコレートケーキとアイスティーのセット。お洒落な皿やソーサーにのってきて、これで950円というのは驚き。シロップのかかった色とりどりのフルーツが美しい。フルーツに埋もれているハート形のクッキーは、家内が注文したパイのセット(*2)にも付いていた。
クチコミによれば、開店から45年ほど経っているとのこと。僕が学生の頃から、このスタイルで営業し、店内のグッズはその間に少しずつ増えていったのだろう。多分、お店の御婦人個人の趣味で続けておられて、当面の営業時間は10:30~15:00とのこと。
僕らの後から4人の家族連れがやってきて、パスタランチなど注文していました。お一人での切り盛りなので、営業時間を縮めておられるのでしょう。いつまでもお元気でお店開いていてくださいね。また来ます。
*1:本格アフタヌーンティーを楽しむ - Cyber NINJA、只今参上
*2:何種類ものベリーがのった、熱々のパイと香り高いコーヒー