トランプ「赤ちゃん」の国連での演説によれば「気候変動説は最大の詐欺」らしい。しかしこの夏の猛暑を始め、気候変動は幻ではないと思う。やってきた函館の街でも、直近の話題は「クマ出没」。ミズナラやコナラといった樹木が枯れ、ドングリの生育が少ない。食料が乏しくなったクマさん(ロシアのことではありません)たちは、市街地にまで出てきているというわけ。
海の方でも、函館でイセエビがかつてない豊漁だという。ただこの秋、ずっと不漁だったスルメイカは戻ってきた。
函館沖・恵山沖でスルメイカ漁獲増「イカのマチ戻ってきた」 1日30トン超も 価格手ごろに(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
到着翌日、例によって自由市場に出かけた。店舗の入れ替わりはあるが、客足は戻ってきているようだ。

廃業した店舗の跡がイートインコーナーになっているのだが、その席が結構埋まっている。店で捌いてもらったものを、刺身で食べたり炭火で焼いたりしていて、ビールなども売れている。
驚いたのは、駅前のホテル「OMO5函館*1」からの団体客を、地元の人が案内して来ていたこと。確かに徒歩圏だし、ホテルの旗を持った人に着いていけば、有名な朝市よりリーズナブルな価格で同等品が買えるのだ。初見では買いづらいかもしれないが、そこはホテルの案内人が助けてくれる。ホテルは見えているので、団体から離れて持ち帰っても良し、イートインコーナーで食べても良しだ。
僕ら夫婦は自由市場は10余年の経験あるベテラン、何軒かなじみの店は閉めてしまったけれど、欲しいものを売っているお店のことは熟知している。今回も滞在初日に、ヒラメ・カニむき身・ボタン海老・イクラなど買いこんで帰ってきた。

自由市場の中ではあまり見かけなかった外国人観光客も、市電のなかには一杯。かつて大型バスで何台も乗り付けていた人たちではなく個人客中心で、それなりのマナーは身に着けている。
この街に活気が戻ってくるように、今回は4泊だけれど「旅行を頑張ります」。
*1:星野リゾートのホテルで、なんと専属大型観光バスまで用意していた