新年度になっても、熱海の人出はなかなか減らない。お店の方もリニューアルが進んで、あたらしい店が続々Openしている。
社会の「闇」と熱海の「光」 - Cyber NINJA、只今参上
この街のように、随分長く停滞し空き店舗も多かったのが新店ラッシュというのは嬉しいものだ。ただにぎわっていた街で、そこかしこで廃業する店が出てくるというのは、ちょっと寂しい。2024年の統計が出そろってきて、多くの業種で「倒産が過去最多」との報道が目立つ。例えば、焼き肉店。
【速報】2024年度「焼肉店」の倒産が過去最多50件 物価高と人手不足、価格競争などマイナス要因重なる(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース
「COVID-19」で焼肉店が大量開業したツケが、物価高・人件費高騰のために今になって巡ってきたということだろう。「ゼロゼロ融資」の負の部分が出たのは、この業種にとどまるまい。

次は洋菓子店。主原因は原料費高騰らしい。
洋菓子店の倒産、過去最多 前年度から6割増 「原材料高」が打撃(帝国データバンク) - Yahoo!ニュース
さらに居酒屋・ビヤホールなどの「飲み屋さん」も。光熱費などの高騰と、そもそも若い人が飲み歩かなくなった(嗜好もあれば、コスト問題もあろう)せいだろう。
24年度「飲み屋」の倒産 過去最多 - Yahoo!ニュース
2023年よりは倒産が減ったが、相変わらず多いのがラーメン屋。僕の分からない世界としては、脱毛サロン。大手の倒産もあったという。
2024年度の「脱毛サロン」倒産 3年連続で最多更新 相次ぐ大手の破たん、被害者は3年で延べ約30万人に | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ
そして、僕にとっては馴染みの業界でも。
【速報】2024年度「経営コンサルタント」の倒産が過去最多 専門領域の分散化で“経営のプロ”の生き残り競争が激化(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース
僕自身も40歳代のころ、独立して経営コンサル業をしようとした時期がある。個人でも始めやすいけれど、人的つながりが重要なので先方が引退・異動などしてしまうと維持が難しい。
<倒産最多>の意味ですが、これを不況と捉えるか、あるべき新陳代謝と捉えるかで意見は分かれてきます。不況だし関税砲だからとして、安易な小規模企業支援をしないように政府にはお願いしたいです。