今年になって、2度の東京旅行と博多旅行をした。昨年はメインの旅行先は京都で、歴史に触れて満足していたのだが、東京の下町や博多近辺にも多くの歴史があってそちらにかまけていたのだ。
それでも京都の歯科医さんでエッセイストの柏井壽氏の「京都の通りを歩いて愉しむ*1」や「京都力*2」を読んでいるうちに、また京都に行きたくなった。もうサクラの季節は終わっているだろうが、春はさまざまな花が咲く。4月の終わりならばフジやツツジが咲いているだろう。
予約したのは富小路の<オークウッド・ホテル*3>。オーバーツーリズムの報道が多いがGW直前ならと探してみて、なんとか空き部屋を見つけた。1フロアに1部屋だけあるキッチン付きの部屋。今回も4泊5日である。いくつか行きたいところはあって、
・松尾(まつのお)大社 醸造祖神、日本酒の神様、ヤマブキが綺麗
・北野天満宮 天神市と宝物殿
などが候補地。

「京都力」によると、この街がツーリストからは<いけず>に見えるのは、コミュニティが強固なうえに他人に関わることがカッコ良くないとの考えが定着しているから。隣人が出かけていくにしても、
「お出かけですか?どちらまで」
「ちょっとそこまで」
で終わり。このジャブの応酬で終わるのが京都の礼儀。ましてや一見さんのツーリストは<よそさん>として距離を置かれてしまう。それに気づかないか、もしくは外国はこんなもんだと思っている外国人なら、別に気にならないわけ。

帰宅がGWの最初にかかるので、早めに往復の新幹線も予約しました。どちらも熱海⇔京都間乗り換えなしの<ひかり号>。新調した旅行鞄に夏用の衣服を詰めて、さあしっかり<よそさん>気分を味わいに行ってきますよ。