今日がトランプ先生が、ロシア・ウクライナ両国に突き付けた停戦期限である。正直停戦が成るとは思えないが「成らないならオレ様は手を引く」とのことだ。どちらも安易な停戦はできないが、トランプ先生の仲介に一縷の期待を持っていることも確かだ。それは、両軍とも兵力・兵器・弾薬などが厳しくなっているから。ロシア側は100万人の陸軍を持つという北朝鮮からの、兵力・兵器・弾薬支援を受けざるを得ないほどだ。
北朝鮮の自走砲、ウクライナ国境近くのロシア基地に配備…前線の戦力不足を補完か : 読売新聞
北朝鮮の自走砲「M1989コクサン」は、170mmの大口径砲。相応の火力を持っていて、歩兵と共にクルスク戦線に投入されていると見られたが、クリミア等での目撃情報もある。ずいぶん重宝されているようだ。

北朝鮮はロシアの明確な同盟国だが、中国は直接この戦争に関与することは避けている。市民にもロシア軍などに参加しないよう徹底していると、報道官は言う。しかし報酬に釣られて傭兵となる中国人はいて、ゼレンスキー大統領は「少なくとも155人の中国兵がいる」と主張し、捕虜2名をメディアにさらした。その捕虜が言うには、
ウクライナで拘束の「中国人兵」が衝撃の暴露…敵軍の居場所を割り出せれば「外国人兵が戦死しても構わない」というロシア軍のヤバすぎる本音 | デイリー新潮
ロシア軍は、傭兵や少数民族兵を「弾丸よけ」に使っているとの報道は以前からある。人海戦術はロシア軍や北朝鮮軍の得意な戦術、その先頭に「消耗品」のような兵士を立てることは、古来行われていた。上記の証言によればそれだけでなく、隠れている敵兵を焙り出すために傭兵を使っているようだ。
どの国のことわざかは忘れましたが「良い斥候とは死ぬ斥候」というものがあります。味方の視線の中で死んでくれれば敵の位置が特定しやすいわけで、分隊全部で出ていかずに一人だけを出してみるという戦術です。これもWWⅡの戦術級ゲーム(*1)で得た知識ですが、現代も使われているのにはとても違和感がありましたね。