Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

日韓台、皆国難に向かい合うとき

 トランプ2.0政権が無茶な外交政策を推し進めていて、世界中の国が不安に囚われている。こういう時に何かの火花が散ると、取り返しのつかない事態(例えばWWⅢ)が起きかねない。東南アジアをめぐっていた間にも、ひょっとしたらと思わせるリスクはあった。

 

 台湾沖でまた海底ケーブルが切断され、台湾当局が容疑の船を拿捕したところ、乗組員全員が中国人だった(*1)件だ。何しろ中国では海底ケーブル切断方法が特許申請されている(*2)というのだから、これは容疑ではなく「有罪」のレベルの案件。

 

 もし中国当局が船を取り返そうとしたら、戦端が開かれてしまいかねなかった。現時点では、そのようなエスカレーションの兆候はない。

 

    

 

 先週は、韓国で誤爆事件があった。

 

韓国軍戦闘機が訓練中に民家誤爆 負傷者15人に-Chosun online 朝鮮日報

 

 米韓合同演習中の事故で、爆弾を落としてしまったのは韓国軍機だったと伝えられる。これも真相は分からないが、仮に米軍機の誤爆だったら熱しやすいかの国の人たちが「反米闘争」を始めかねない。トランプ政権は国外の米軍基地縮小(でコストカットして減税)をしようとしているので、在韓米軍の撤収まで突っ走ってしまう可能性もある。そんな韓国は、今でも分断で政治空白が続いている。<ハンギョレ新聞>は、今は超党派でトランプ政権からの圧力に抗するべきだと、正論を述べている。

 

【社説】韓国を「公開狙撃」したトランプ大統領の施政方針演説…超党派で対応始めよ(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース

 

 日本も、高額療養費・ガソリン減税・裏金問題などでもめている時ではないかもしれません。一世紀ぶりの国難が来ているのなら「大連立」で総力を結集すべき時ではないでしょうか?それでも一部メディアは、

 

・新たなる戦前

大政翼賛会再び

 

 と非難するのでしょうが・・・。

 

*1:台湾、中国人乗り組みの貨物船を拿捕 海底ケーブル切断の疑い - CNN.co.jp

*2:中国の大学「海底ケーブル切断装置」を特許出願 台湾周辺で損傷も日本政府は見解避ける - 産経ニュース