Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「街ぐるみ博物館」太宰府市(前編)

 昨年博多にやってきたときは、お彼岸だというのに猛暑。一度は行きたいと思っていた太宰府天満宮に足を運んだのだが、この日は日本中で一番暑いのがココというわけで、早々に引き揚げてしまった(*1)。そこで今度はこの冬最大級の寒波が予想される日を明日に控えて、今日しかないとリベンジ行を決めた。

 

 西鉄薬院駅は、コンドミニアムから徒歩7~8分。二日市駅で乗換え、太宰府までは約30分の乗車。駅前から続く参道には、やはり外国人観光客の姿が多い。長蛇の列ができた先には、鼻をなでる牛の像があった。インフルエンサーの教えだろうか、律儀に順番を待って鼻を撫で写真を撮っている。

 

    

 

 東神苑から宝物殿の方を回り込み、麒麟の像に挨拶して本殿に向かう。昨夏同様本殿は大規模修繕中だが、祝詞を上げる儀式が行われていた。

 

    

 

 「二度目ですよ」とお詫びの礼拝をして、人込みを抜けて南へ向かった。参道を渡るともう観光客の姿はない。行ってみたかったのは、光明禅寺。菅原道真公の霊が、鎌倉時代の僧である鉄牛円心の夢枕に現れ、寺のイメージを与えたという。この時霊は瞬時に唐に渡り(テレポート?)、禅の教えを体得して見せたという。この寺で有名なのは枯山水の庭。

 

光明禅寺の枯山水の庭

 寺の脇を藍染川という小川が流れているのだが、庭には水が引き込まれていない。10年ほど前までは奥の院の庭も公開されていたらしいが、オーバーツーリズムゆえか撮影禁止になり、今は拝観もできないという。ただ表門内の庭までは入れたので、礼を失しないように撮影した。

 

 普通ならこれで帰るところだが、太宰府市は「街ぐるみ博物館」と名乗っているほどの街。もっと見どころはあると、徒歩で25分ほどかかる観世音寺を訪れてみたい。途中、地元の食材を売る店何軒かに立ち寄り、野菜や土産物を買いながら、太宰府市役所の方に歩いていく。「博物館」のせいか、ガソリンスタンドの屋根まで大時代的だ。

 

<続く>

 

*1:猛暑の中の太宰府天満宮 - Cyber NINJA、只今参上