今年の漢字は「金」なのだそうだ。オリンピックイヤーによく選ばれる文字で、新鮮味に欠ける。オリンピックのことなど、マクロン大統領も忘れているだろうに・・・。フランスだけでなく世界各国で政変や騒乱が相次いだ年で、僕は「闇」がいいと思ったのだが、10位にも入っていないという。
「闇バイト」や「政治の闇金」、各国政変や少数与党になって「一寸先は闇」、ウクライナや中東の「紛争の闇」も終わらない。とどめはアサド政権の崩壊で「独裁の闇」に光が当たりそう。僕らの業界では、ますます「闇Web」の重要性が増している。
そんな世情だが、熱海の街には「光」が差してきている。このところ町のそこかしこに建設工事の「槌音」が響く。長らく塩漬けだった土地や旧店舗が新しい主人を迎えて生き返りつつあるのだ。
熱海経済新聞PV年間1位は「漁師めし食堂」 新店ラッシュに沸く - 熱海経済新聞

「漁師めし食堂」は、五月みどりショップの跡地に開業。平和通り名店街の出口の前で、非常に人通りが多い。8年目を迎えた駅ビル<ラスカ>には「スターバックス」もやってきた。都会でポピュラーなチェーンの少ない熱海にとっては、嬉しい話。大規模チェーン店で採算がとれるほどの需要があると見られたわけだから。
海岸の渚町には、35年ぶりに銭湯が開業した。その名も「渚ゆ」。温泉街だが今でも「風呂なし物件」が少なくないそうで、観光客以外にも需要があるという。今年何度も通った京都で、減りつつある銭湯を活性化した話を聞き、実際に見てきた(*1)。銭湯は社交場であり、裸の付き合いができる。街の活性化のツールとして重要だ。
熱海の街の「光」を感じて、この日は「ラスカ」3階の「五味八珍」で定食をいただきました。外食チェーンが今後増えても、ここには来ますから、よろしくね。