米国政治は「すでトラ」状態で、内政・外交ともにバイデン政権の広報よりもトランプ次期大統領の「X」が重大な意味を持ち始めている。中国由来の<ゾンビドラッグ>流入に怒ったトランプ先生は、かつて「NAFTA」という関税ゼロ圏にいたメキシコ・カナダに対して「ドラッグ流入の落し前に、関税25%だ」と脅しを掛けた。
確かに<ゾンビドラッグ>の威力はすさまじく、廃人になる人が続出している。メキシコ経由で持ち込まれることが多いのは確かだが、カナダからも少量入ってくる。同じに扱われてはたまらないと、トルドー首相は直談判に及んだ。その結果、
米トランプ次期大統領 カナダ トルドー首相を「州知事」とやゆ | NHK | トランプ次期大統領
会見自体はうまくいったようで、両者とも笑顔でカメラに向かっていた。しかし、裏面での暗闘をうかがわせたのが上記の記事。

トルドー首相を知事扱いし、51番目の州になればいいと揶揄したとある。確かにカナダの人口は4,100万人ほど。G7の中では一番人口が(GDPも)小さな国である。カリフォルニア州の3,950万人と大差ない。
大人であるトルドー首相はこの揶揄に耐えたようだが、反撃の手段はある。今回の大統領選挙結果に幻滅して、カナダに移住したい人も多い。ならば州ごとカナダに「移住」するのはどうだろうか?
特にハリス候補に90%以上の人が投票した首都ワシントンDC(特別区)など、その筆頭に挙げられるだろう。住民投票で9割が賛成・・・合衆国から分離独立後カナダと合併。そんなことになれば、ホワイトハウスはトルドー首相のものである。トランプ先生は、外交でしか訪問できなくなる。さらに上記カリフォルニア州もカナダに加われば、カナダの人口は倍増し、サンディエゴ軍港の機動艦隊や核兵器もカナダのもの・・・(笑)。
「あまり調子に乗ると、とんでもないしっぺ返しを食らいますよ」と、トランプ先生には申し上げたいですね。