Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国分寺駅ビル「銀蔵」での同窓会

 昔懐かしい人たちから「同窓会をやるぞ」との声がかかった。会社に入った後、大学のOB組織があり、後輩を誘う(要はリクルート)チームに入れてもらったことは、社内人脈を作る意味でとても重要だった。そのころすでに事業所長だった人(御年94歳)も含め、10人の顔がそろった。

 

 指定された会場は、僕も少しの期間勤務したことがある国分寺駅の駅ビルだった。早めに国分寺駅に行き、職場(研究所)の正門まで歩いて行ってみた。広い庭の紅葉が始まっていてたが、休日なので人影はない。

 

    

 

 年齢で言うと、僕が中間あたり。一人を除いて、65歳は越えている。幅広い事業をしていた企業だったが、大学時代の専攻が電気系(電気工学・電子工学・情報工学)の集まりだったから、半導体とコンピュータの事業部門の人ばかり。半導体や通信機器の会社を経営している人が2人いた。

 

        

 

 40年前の駅とは見違えるようになった駅ビルとその周辺(*1)、半導体の事業所はこの付近にあったし、コンピュータの研究は上記の研究所で行われていた。参加者のほとんどの人が関係あるところということで、幹事さんがこの場所と店を選んでくれた。中には名古屋から駆け付けた人も・・・。まあ、僕も静岡県から駆け付けたのだが。

 

    

 

 何度か紹介しているように、半導体事業はボラティリティが高く、社内では冷遇されることもあった(*2)。参加者の中には、職場環境が合併や移転などで激変し、苦労した人も少なくない。

 

・○○の方が優れていると言ったのに、上層部はそれを受け入れなかった

・▼▼技術の完成には、これだけ投資が必要だと言ったのに、認められなかった

 

 お酒が回ってくると、このように繰り言も出てくる。しかし「日本半導体物語*3」を読んだ人もいたので、その人にだけはこの書を引用して「What to Makeをもっと考えるべきだったかもしれません」と言った。

 

 半導体&コンピュータの戦場で闘ってきた人たちです。繰り言は言っても意気軒高でしたよ。またお会いしたいですね。

 

*1:変わってしまった街角で♬ - Cyber NINJA、只今参上

*2:半導体なんてそんなものさ(後編) - Cyber NINJA、只今参上

*3:日本の半導体産業復活のため - 梶浦敏範【公式】ブログ