ラーメンもいいのだけれど、やっぱりここ函館では海鮮丼がおすすめ。10余年前、まだ運航していた「北斗星」に乗って、半ば二日酔い状態で未明に函館に着いた。朝ご飯をと朝市に行き、海鮮丼を求めたのだが割合高いなとの印象。「きくよ食堂」が元祖と言われる<三色丼>も、当時で3,000円近かった。
しかしこの店「どんぶり屋」だけは、1,700円と破格の値段(*1)。それ以来、僕ら夫婦が豪華な丼を食べるのはこの店と決まっていた。

この日も朝食を食べにやってきて、僕は二色丼(1,980円)、家内は三色丼(2,420円)を注文した。建物や内装は古いが、ほぼ満席。半分くらいの人はお酒を飲んでいる。追加で1品サービスがあるというので、僕はホタテ焼き、家内は夕張メロンを貰った。値上がりしているとはいえ、抜群のコスパである。お味の方は、もちろん昔のまま。

別の日、改めて朝市内部を冷やかし。1年前とは見違えるような活気だった。若い人の店が増えていて、とてもいいことだと思う。この日は、少し軽めにしたくて朝市の2階にある食堂「二番館*2」へ。ここの売りはワンコイン丼。小ぶりだが、旨さは変わらない。

少し改装したようだが、込み具合は昔のまま。唯一の空きテーブルに案内された。カニは好きなのだが、身を掘るのが面倒くさい。こうしてほぐし身にしてもらえると便利に、美味しくいただける。これで550円。消費税分値上がりしているとはいえ、十分満足。
そして帰路も、函館空港の半セルフ店「HAKOYA*3」で朝食を食べながらフライトを待つ。3階部分が来年7月までの大改装に入っていて1階の片隅で仮営業中だが、美味しさは変わらない。

10種類くらいの丼と弁当の中から、選んだのはこれ。マグロ・サーモン・ツブ貝にとびっこをまぶした豪華丼。岩ノリの味噌汁が付いて、1,180円なり。とてもお得でした。美味しいもの・歴史・自然を満喫した旅になりました。また来ますよ。その時はもっと元気になっていてね、函館の皆さん!
*1:僕らの三色丼 - Cyber NINJA Archives