Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新旧2軒のラーメン屋さん

 函館が元気になっているというのは、肌感覚でわかる。今回の旅行は秋の行楽シーズンとクリスマスシーズンの狭間だけれど、観光客はそれなりに(僕らも含めて)来ている。そもそも1年間、うまくこのコンドミニアムが予約できなかったことがそれを示していた。

 

    

 

 あるラーメン店の前には、開店前から長蛇の列。多くは旅行者のようだ。函館に来たら、やはりラーメンは食べたい。エリア情報を見ていて、ベイエリアに新しいラーメン店が開業したとの記事を見つけた。函館と言えば「塩」だが、この店は「味噌」が売り。本店が流行ったので、ベイエリアに支店を出したばかりだという。

 

味噌専科「椿 TSUBAKI the 2nd」

 十字街電停から2~3分歩き、金森倉庫街にとりついたところにある。テーブル2卓とカウンターだけの小さな店。

 

    

 

 赤味噌白味噌の2種類が選べたので、白味噌ラーメン(980円)の食券を買った。昼時ゆえテーブルは満席だったが、カウンターは先客一人だけ。端に座って待つこと5分。

 

    

 

 じゃがいもの素揚げがのっているのが北海道風。スープは熱々、ゴマが浮いて滋味深い。刻み葱と細切りキャベツに柚子の皮が浮いていた。麺は中細、やや固め。濃厚な味噌の味わいとのど越しのいい麺に満足し、若い2人の店員の熱気を嬉しく思って帰った。

 

松風町の老舗中華料理屋「鳳蘭

 別の日、今度は松風町の老舗でラーメンを食べた。以前一度塩ラーメンを食べて、そのコスパを喜んだことがある(*1)。当時はやや寂れた、家族経営の店だと思った。ところがこの日は、テーブルがほぼ満席。若い店員が3人もいて、活気に溢れていた。

 

 メニューは「申し訳ないけど4月に値上げしました」とあり、5年前に630円だった塩ラーメンが710円になっていた。それでも十分安い!注文したのは塩ワンタンメン(920円)。

 

    

 

 澄んだスープはシャープな味わい。麺は中細、6個ほどのワンタンは皮が薄くて大きい。厚めの叉焼が2枚とメンマ、刻み葱と具は普通のもの。とても懐かしい味で「函館では一度は塩ラーメン」との思いを叶えてもらえました。新しい店が出るだけでなく、老舗も勢いを取り戻す、とてもいい流れになったように思います。

 

*1:松風町の塩ラーメン「鳳蘭」 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)