新米が出回るようになったが、令和の米騒動は収まっていない。スーパーの棚がずっとカラのままだったが、先日3袋だけあったので買って帰った。5kgは重かったのだが、家内に「こんなに高いものを買ってきて!」と叱られてしまった。1ヵ月ほど前に政府備蓄米放出の議論があったが、政府は「じきに新米が出て、備蓄米とダブる」と渋った。現実には、米不足(&高値)は続いている。
初めて聞いたのだが「カレーライス指数」というものがあるらしい。家庭でカレーライスが、1杯いくらで作れるかというもの。生活物価を表す庶民的な指数だが、これが高騰していて原因は米にある。
家庭で作るカレーライス1食分のコストが「1食342円」と過去最高値を更新|@DIME アットダイム

それに触発されたわけではないが、この日のランチは八重洲地下街で、カレーライスを食べてみることにした。米不足の声を聴いてから、なるべく外食では麺類ではなくお米を食べるようにしている。日本橋に近いイベント会場へ急ぐ途中だったので、このビストロが便利だった。店頭で知ったのだが、ランチタイム限定で<C&Cカレー>のメニューも出してくれる。オリジナルより2割ほど安い。

それでも注文したのは、この店の基本メニューである<欧風ビーフカレー>930円なり。家庭で作るのとは3倍近い価格比だが、ある意味良心的なのかもしれない。昨今は<CoCo壱番屋>でもすぐに1,000円を超えてしまうので、この価格も違和感はない。供給元と長期契約しているので外食産業は米不足ではないと聞いていたが、一部チェーンでは価格高騰に悩んでいるらしい。できれば値上げしないで欲しいのだが・・・。
大き目の肉の塊が2つ入っていて、確かにビーフだなと思わせる味わい。辛さは<CoCo壱基準>で1カラほど。ビーフの甘味が時折混じるので、もう少し甘めかもしれない。とりあえずは、お腹と舌を満足させてイベントに向かうことができます。当面、外食はやはりお米ですよね。ごちそうさまでした。