今回の滞在では、僕自身の外食ランチを2度した。偶然だが、2軒とも蕎麦屋である。確かに暑いので、冷たい蕎麦は好まれるのだが、ちょっと事情は違う。買いものに行く冷房の効いた地下街「Zest」は、家内のお気に入り。百円ショップも「KALDI」も、コスパのいいスーパー「MISUGIYA」もある。
そこには飲食店として「和幸」「五右衛門」「そじ坊」もあるのだが、せっかく京都に来たのでそれらしいランチが食べたい。そこでちょっと足を延ばして(暑い地表に出て)、2回ランチを食べた。最初は、押小路と寺町通り交差点に近い「手打ちそば出石庵」。

昼下がりの暑さはこれからの時間帯にやってきたのだが、涼しげな感じ。店内は空いていて、カウンターの好きなところに座って、もり蕎麦&天丼セット(1,100円)を注文。5分ほどで出来上がり、運んでもらった。

やはり蕎麦に注目した。色の濃い乱切りの、決して多くはない蕎麦。ここは皿蕎麦がメインで、3~5枚の蕎麦を供するのが普通らしい。香り高い蕎麦と、天丼のだしが良くてすぐ食べてしまった。あまり量が多くないので、ディナーに触らないのがうれしい。
別の日に寺町商店街で看板の傾いている、こんな店を見つけた。以前から気になってはいたのだが、入れないでいた店。

いつも満員なようなのだが、この日はあっさり入れた。テーブル席の多くは巨体の外国人観光客で埋まっている。なんとテーブル上には灰皿が!基本メニューの焼きサバ定食ごはん小(800円)を注文。

みそ汁の代わりに椀子蕎麦。冷ややっこ、きんぴら、沢庵にのりたままで付いた豪華定食である。嬉しく、懐かしく、美味しくいただいて、英語・フランス語・韓国語らが飛び交う店内を後にした。
オーバーツーリズムもあるけれど、多数の外国人を捌いて営業しているスタンスには感心しました。確かに懐かしく、美味しい定食でしたしね。また来ます。