「箱根そば」チェーンについては、何度も紹介している。一時期小田急沿線に住んでいたことがあり、最寄り駅愛甲石田の駅そばとして利用していた。熱海に暮らすようになった今でも、小田原、茅ケ崎の店に時々足を運ぶ(*1)。そうそう、秋葉原駅前にもあったね。大根おろしがのった、冷たいお蕎麦が印象に残っている。
箱根に最も近い箱根そばに行ったら店舗限定こだわりカレーがあった! 立ち食いそば放浪記:第323回「黒毛和牛メンチカレー」 | ロケットニュース24 (rocketnews24.com)
ある日こんな記事を見つけて「なるほど箱根に一番近いのは小田原駅の店なんだ」と納得した。小田急線はこの先も箱根湯本駅まで続いているのだが、そこにはこのチェーン店はないということ。

この記事を見て急に「箱根に近い箱根そば」に行ってみたくなり、ある日途中下車した。券売機の前に車いすの人を含む外国人観光客が3人、店の人のガイドに従って食券を選んでいる。店の人も堂々たる英語で、観光客が多い店ならではの対応である。
もう1台の券売機に向かい、記事のおすすめのように「黒毛和牛メンチカツカレー」の食券を買った。ここは食券を買った段階で調理が始まり、番号を呼ばれたら食券と引き換えに食事を貰う仕組み。メンチカツは揚げ置きのようで、2分ほどで出来上がり。

アルマイトという懐かしい言葉がぴったりの器に、福神漬けとともに盛られてきた。カレーソースの粘り気は中程度、辛さは「CoCo壱基準」でゼロカラ。スプーンでメンチカツを削って食べてみたが「黒毛和牛」の感覚はない。脂質の多い黒毛和牛にも、脂気の少ない部位はある。首をかしげながら、カレーソース自体はまずまずなので食べ進めた。
記事ほどの感動は感じませんでしたが、「箱根に一番近い」というキャッチフレーズは覚えておきましょう。また来ますよ。