Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大規模修繕、始まる・・・

 築17年の僕ら夫婦(&両親)が住むマンションの、第一次大規模修繕が開始された。近所の物件では、築8年でもう問題が大きくなって大規模修繕をしたものもある。それに比べれば、僕らの物件は良心的な施工だったのだろう。

 

 大規模修繕を何時にするか、数年前から住民の議論は成されていた。積立金のかなりの部分を使う(当マンションでは数千万円規模)の工事である。高齢者の住民が多いので、

 

・なるべく先延ばしにしてくれ、もしくは局所化してくれ

・積立金が不足して毎月の拠出額が増えたら困る

 

 との声が多かった。東京オリ/パラ直前までは工費も高いだろうからと見送ってきたが、結局世界的な物価高騰の波を受けてから実施することになった。

 

 お金以外に住民が直面したのは、工事の間の生活制限。複雑な形状をしている建物なので、足場を組む場所が個人の生活圏に重なったり、資材を運び込むために居室の前を工員さんが往来することになる。

 

        

 

 写真のようにマンションのエントランスを一時期封鎖して重機をいれなくてはいけないようにもなっている。初めて見るのだが、足場構築はなかなか芸術的な技術だ。見る見るうちに鉄パイプの枠が下から迫って来る。

 

 大規模修繕は、足場を組んだ外壁の点検・保守・修繕が主にやるべきこと。屋内からでも補修できることは都度やればいいのだが、屋内から手の届かないところは、この機会にやっておかないといけない。それを理解してもらわないと、

 

・ウチの○○の具合が悪いのだけれど

・あの機械が時々妙な音を出す

 

 などと住民のクレームが集まってきてしまう。マンションの住人に元ゼネコンの現場責任者だった人がいて、管理会社や施工業者、理事会、住民たちの間をよく取り持ってくれた。それはいいのですが、今月始まった工事によって、今年は網を被ったGWになりそうです。ちょっと陰鬱なので、どこかに出かけようと思いますよ。