Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「ゆいレール」全線完乗

 先月の沖縄出張のおりちょっと時間が空いたので、以前からやりたかったことをした。それは、日本最南端の鉄道「ゆいレール」を全線完乗すること。2003年に那覇空港首里間で営業運転を開始した、都市型モノレールである。

 

 日本の地方の中では比較的出張も多い沖縄県だが、意外に那覇そのものというのは少ない。名護だったり恩納村だったり、那覇空港から長距離バスに揺られていく先が記憶に残っている。家内と旅行に来ても、最初の1回だけは那覇市内に泊ったのだが、あとはずっと宜野湾市の「ムーンオーシャン宜野湾」が定宿だ。

 

    

 

 そんなわけで、あまり乗る機会がなかった鉄道である。加えて、速度が遅く観光地などを巡りながら蛇行するので、路線バスの方が目的地まで早く着き料金も安い。県庁前駅から有名な国際通りに接続するのだが、蛇行して通りの出口(牧志駅)まで行くため、自転車で国際通りを走れば追いつけてしまいそうだ。

 

    

 

 今回もホテルのある安里駅からちょっと歩いただけで、牧志駅に近い<MaxValue>に出てしまった。公式訪問が古島駅で終わり、フライトにはまだ間があった。そこで仲間たちと別れて僕だけてだこ浦西駅行きに乗った。首里駅を過ぎ、また大きく曲がる。前田高地(Hacksaw Ridge)が見えてきた。また大きく曲がって、トンネルを抜けると終点てだこ浦西駅に着いた。

 

    

 

 そこに何があるかと言うと、実は何もない。延伸計画もあるようだが、採算性の問題などで着工に至っていない。完乗したことだけをお土産に、那覇空港行きに乗った。もうひとつ収穫だったのは、2020年から<Suica>など本土のICカード乗車券も使えるようになっていたこと。もうこれで沖縄だけの専用ICカード<Okica>は不要だ。残額をほぼ使い切って、空港に戻って来た。

 

 全線完乗は嬉しかったですが、こんなに曲がったルート、誰が考えたのか悩んでしまいましたね。