Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

沖縄県の状況を見て、聞く

 那覇での宿泊は、安里駅に近い「ヒューット・リゾート那覇」。5ツ星ホテルなのだが、都区内のビジネスホテル並みのお値段である。アメニティも充実していて、屋上にはプールもある。遅めに目覚めて、朝食に降りて行った。広々としたバイキング会場はかなりの混雑、聞こえてくるのは中国語の(大声の)会話。

 

    

 

 中華メニューは遠慮し、沖縄ならではの食材をいろいろ持ってきた。左手前はご存じ「じゅーしー」。たっぷり食べて、身づくろいをしてチェックアウト。今日の行き先は県庁である。歩道を歩いていて、路面の整備が良くないことに気づいた。見た目はともかく、歩きづらい。革新系の玉城知事の施政も長い。多分公共事業予算が不十分なのだろう。

 

    

 

 県庁ではデジタル系の推進部署を訪問、経産省IPAの施策と僕ら民間の取組など紹介する。本当は昨日の会合に県も来て欲しかったのだが、話が通っていなかったらしい。先方の取組も聞いて一応は納得したのだが、違和感も残った。デジタル産業の振興の話ばかりで、沖縄県内企業のDXについては何も聞けない。

 

    

 

 その後沖縄県内のベンチャー支援の団体を訪問したが、ここでも印象は同じ。聞くと県庁で訪問した組織もここも、目的は「デジタル産業規模の増」であって、一般企業のDXではないという。結局沖縄にデジタル産業は出来上がるが、受注の8割は首都圏などから。「沖縄単価」が安いので、本土からの人月仕事が廻って来るということだ。本土からの支援(沖縄振興予算等)や受注が無ければ、経済が回らない。

 

    

 

 複雑な心境で那覇空港まで戻ってきた。今日は日に1便しかない、那覇~高松行きのフライトに乗る。今回はアップグレードができて、たった8席しかないプレミアムクラス席に収まった。お弁当は、ちょっと遅めのランチとしていただく。白ワインも1本付けて。

 

 高松市街からバスで1時間近くかかる高松空港へ、降下を開始しました。7年前、G7デジタル大臣会合があった高松市へ、久しぶりの訪問です。