Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

米国首席公使公邸でのパーティ

 ある日突然、米国大使館からのパーティ案内メールが届いた。この夏は大使館でも異動の時期だったようで、何人かの新任者を紹介したいとある。場所は麻布永坂町、地図を見ると最寄駅は麻布十番と六本木一丁目。正直、行ったことがないところ。なぜ呼ばれたか不明だが、都合の付く日だったので登録した。するとQRコードが送られてきて、これを持ってこいという。

 

 まだ暑さの残る日々、「Cool Biz」でいいとあるが、どうせ東部のエスタブリッシュメントたちのこと、高級スーツにネクタイで迎えてくれるに決まっている。仕方がないので、上衣は持っていくことにした。地理のよく分かっている(JRからも便利のいい)神谷町駅で降りて、日は傾むいたけれど暑さの残る街を歩いて行った。

 

        

 

 途中、3台のタクシーが路地で僕を追い越していった。どうも彼らが主催者らしい。わかりにくい路だったが、タクシーの跡をついて行って、玄関前でタクシーを降りた彼らと会った。顔見知りの事務官の女性が紹介してくれて、玄関先で挨拶のはじまり。

 

    

 

 10人ほどの大使館員と名刺交換をした。ほぼ全員が商務官、特にデジタル系の担当という人が多い。彼はインドから、彼女は中国から転属してきたという。暑かったのでまずトニックウォーターをもらい、FOIPやIPEF、長年の<インターネット経済対話>の話などしているうちに、首席公使の挨拶。早口であまりよく聞き取れなかった。

 

    

 

 ある目つきの鋭い商務官が「日米連携で望むものは何だ」と聞くので、「サイバーセキュリティ対策含む、インテリジェンス情報の共有」だと応えた。日本でも、民間含めた<セキュリティ・クリアランス制度>導入議論は始まっていて、産業界はそれを後押ししていると付け加えた。

 

 ヤキトリ、カナッペ、ツナバーガーと妙な組み合わせですが、面白いパーティでした。英語脳は疲れ果ててしまいましたけどね。