Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大雨には大酒?

 梅雨は明けたはずなのに、長雨が続く。炙られるような猛暑もいやだが、じめじめした蒸し暑さも好きにはなれない。確かに速い梅雨明けで、特に西日本では渇水の恐れがあったから、雨そのものはありがたい。国際情勢が緊張している現状では、資源の乏しい国日本にとって、どんな資源も貴重である。水は「21世紀は水を巡る戦争の世紀」という人もいる重要資源、日本が自然に恵まれて水が豊富なのは、有難い次第だ。

 

 水の次に重要なのは、エネルギーと食糧。いずれも自給率の低い資源である。今週参議院議員選挙後の記者会見で、岸田総理が「冬には原発最大9基稼働」を表明したのにはほっとした。先の選挙で「即時原発ゼロ」を主張する政党が議席を急増させでもしたら、こんなことは言えなかったろう。

 

 結果は「使える原発はすぐにも使え」と主張した日本維新の会が倍増の12議席をとり、潜在的原発擁護派の多い自民党議席を増やした。国民は、正しい選択をしたと言える。

 

        

 

 「COVID-19」新規感染拡大は続いているが、平塚の「七夕祭り」も京都の「祇園山笠」も、制限はあるものの3年ぶりの開催にこぎつけた。ここ熱海の「来宮神社例大祭:こがし祭り」も、3年ぶりの開催である。平和通りには、田原本町の山車が登場して「出陣式」が行われようとしていた。

 

 この週末も雨が続く。天気予報は大雨で、愛知県でも、静岡県でも、埼玉県でも「線状降水帯」が発生し、水没する地域も出ている。だから僕ら夫婦も、買い置きの食材を使って食いつなぐことにした。

 

    

 

 手製のローストビーフに、蒸しタコ、生ハムやサラミも盛り合わせを作った。合わせるワインはブルゴーニュの白と、ボルドーの赤。枝豆は冷凍もの、季節外れのイチゴは家内の手作りである。外からは、祭囃子をかなでる太鼓の音が聞こえてくる。大雨の中の祭りはどうなるのだろうか?申しわけないが、出かけていく気にはならない。紅白のワインをそれぞれグラスに注いでおいて、好きな順番に呑むというのが最近の当家の流行。家内は「大雨には大酒!」と屈託がない。

 

 お酒が進めば自然と暑くなるので、リビングのエアコンは「除湿冷房」として、室温を26度まで下げた。湿度も60%近くまで落ちてきた。こんな贅沢も十分な電力あってのことです。特にオール電化の部屋に住んでいる僕らには、節電ポイントなどという小手先芸ではなく、原発稼働は嬉しいニュースでした。