Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

政治的SNSの抱える問題

 総選挙真っ最中なので、個人ブロガーを含め情報発信には留意しないといけない。いつものように「これだめじゃん」みたいなことを、だらだら流していると「公職選挙法違反」でお縄になってしまうかもしれない。

 

 Dappiという論者が立憲民主党候補などを非難し続けてきたのだが、発信が企業の就業時間帯に限られていたし、IPアドレスをたどると自民党と取引のある法人アカウントだったことが分かって「Dappi事件」としてひそかな話題になっている。発信が就業時間帯という論拠は、かつてAPTxxの攻撃パターンを見ていて「北京標準時の900-1200、1300-1700にほとんどの攻撃が行われている。ちゃんとランチタイムには収まる」との分析をしてくれた人を思い出す。

 

 SNSが政治的ツールになるというのは、10年程前から言われていたこと。ただ最初は、デジタル通の議員が自身の情報発信に使う程度だった。それが組織化され、さらに怪しげな「工作」にも使われるようになったのが、前のヒラリー対トランプの大統領選挙だったように思う。

 

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 プラットフォーマー各社も「SNS発信の内容には踏み込めません」としていてはコトが収まらなくなり、公平性を欠く投稿を削除するようになった。Yahoo!のコメント欄も問題だったが、AIでスクリーニングをかけるようにしたという。

 

 あまりに過激なサイトについては、トランプ支持者の集まり「Parler」をクラウド事業者がまるごと締め出すということも行われた。TwitterFacebookらもトランプ先生のアカウントを凍結している。しかし懲りないトランプ先生、まだあきらめていないと見えて、独自SNSアプリを立ち上げるという。

 

トランプ氏、独自SNS立ち上げへ IT大手に対抗 | ロイター (reuters.com)

 

 「IT大手に対抗」というのは少々オーバーな表現だが、富豪番付から落ちたとはいえまだ資金もあるし「夢よもう一度」ということだろう。冗談のような話だが、アプリの名は「TRUTH Social」という。

 

 既存メディアも(日本でも)偏向報道が目立ち始めました。SNSはさらに先鋭的になる傾向があります。TVの政見放送なんて多少荒れても可愛いものですから、市民に求められるのは情報リテラシーですね。