Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「名は体を表す」ですよね

 いよいよ総選挙スタート。公約も「バラマキ政策」がやたら目立ち、財務事務次官の懸念もむべなるかなと思う。「すべての(選挙向け)経済政策が間違っている」との指摘もあって、この記事は僕のハラには簡単に落ちた。

 

すべての経済政策が間違っている|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

 そうはいっても、あちらで20兆円、こちらで30兆円と掛け声が飛び交えば、もう歯止めはかからない。じわりじわり円安が進む「日本売り」の状態。エネルギー・食料などの原材料費の高騰もあり、スタグフレーションという最悪事態も視野に入ってきた。

 

 まさかとは思うが、枝野代表が獅子吼しているように政権交代など起きたら、円安+株安になって日本経済は大変なことになりそうだ。その「立憲民主党」が選挙で頼りにしているのが「共産党」、候補一本化がかなり進み小選挙区での闘いが有利に運べそうだ。

 

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 1,000万円程度の年収なら所得税をゼロにするなどという「奇策」を振りかざす「立憲民主党」に比べれば、落ち着いた中にも「政権」に近づけそうだとの期待をにじませる「共産党」の方にむしろ安定感がある。ジャーナリスト田原総一郎氏の言うように「暴力革命は前の不破委員長時代に封印した」のなら、政党として見るべきところもあるかもしれない。

 

 「共産党」もイメージ払しょくには懸命で、こんな記事も出ている。

 

共産主義って怖くないんですか? 志位さんに若者政策を聞いてみた (withnews.jp)

 

 今「若肉老食」政策が続く中、若者が投票したい政党がないので、この着眼点は正しい。直ぐに社会主義移行、自衛隊解散などには行かないと「安心」を求めている。ただ志位委員長は別の場で「民主主義を壊す側(自公)か、民主主義を護る側(立憲共産)かの選択選挙」とも言っている。え、民主主義を護る?共産主義じゃなかったんだっけ。

 

 この記事や発言のような内実なら、「共産党」の名前は変えるべきだ。実際田原氏らがそれを提言している。「名は体を表す」のだから。しかし委員長の提案でも「現場の声が強すぎて、変えられない」とのことだった。

 

 であれば、かりに連立政権に加わったとしても、記事のような政策ではなく「現場の声によって、社会主義移行・自衛隊解散」になるんじゃないのとの懸念も出てくる。この点、選挙期間中に誰か志位さんに糾してほしいですね。