以前このお店で食べたのはカレーライスとサラダのセット、月曜日限定のワンコインランチだった。奥の広い店で中央に大勢が座れる長方形のテーブルがあり、その周辺に２～４人席のテーブルが配置されていた。いつも昼時を外していくせいか、混んでいるのを見たことがない。
入口で検温＆手指消毒をしてのれんをくぐり、奥の２人用テーブル席に案内された。テーブル間にはパーティションが設けられている。突き当りには、以前は無かった50インチくらいのTVがあり、国会中継をやっていた。西村大臣に、立憲民主党議員が噛みついている。どちら様も、お役目ご苦労様です。
先客は１組だけ、３人連れのオジさんたちが生ビールを吞んでいる。アゴマスクで盛んに意見交換中。でも、緊急事態宣言下では酒類提供禁止じゃなかったっけ。
海鮮丼のように見える「日向めし：850円」が売りらしいが、僕が選んだのは「焼き鯖定食：700円」。ぼんやりTVを見ていると、２人連れのサラリーマン風の男たちがやってきた。２人とも僕と同じ「焼き鯖」を注文した。しばらくすると今度は若いカップルが、中央の大テーブルについた。「日向めし」を２人前頼んだ後、店員さんにTVのチャンネルをスポーツに換えさせた。西村大臣の「名答弁」が聞けなくなって残念だったが、ちょうど僕のところには食事が運ばれてきた。
ご飯・味噌汁と切り干し大根の小鉢、焼き鯖にはレモンと大根おろしが付いている、シンプルな定食だ。サーモンの破片が入った味噌汁がなかなか美味しい。鯖は肉厚、ちょっと焼き過ぎかなとも思うけれど、甘味があって皮の食感もいい。「活鮮市場」を名乗るだけあって、コストパフォーマンスのいい定食だと思う。「大戸屋」に飽きた時には、ここに来るのも悪くないかな。
支払いを済ませて表に出ると、霧が吹かれていてもやはり暑い。変わってしまったガード下で、「活鮮市場」と「なか卯」は残っていてくれた。まだまだテレワークの日々は続くし、「COVID-19」禍が終わっても５日／週ここのオフィスに来ることはないだろうと思う。それでもこのガード下にも、時々はお邪魔しましょうかね。新しいお店を試すことも含めて。ごちそうさまでした。
