Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

IRだけが争点ではないはず

 今年になってMM21線「馬車道駅」直結のコンドミニアム「オークウッド・スィーツ横浜」での滞在が気に入り、もう3回行ってしまった。本当は梅雨や夏休み前にも行きたかったのだが、「COVID-19」騒ぎが大きくなってあきらめてしまった。山下公園、港が見える丘公園、伊勢佐木モール、赤レンガ倉庫街等々楽しいところが一杯ある。

 

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 コンドミニアム自体も真新しいし、その向かいにある横浜市役所も今年開業したばかり。街そのものがアクティブに感じる。

 

横浜"Rose Week"(4) - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 その横浜市役所の次の主人を決める選挙が、明後日にはじまる。少なくとも8人、ひょっとすると2ケタの候補が乱立する戦いになる。それも泡沫候補が多いわけではなく、元閣僚・元国会議員・元知事といった大物が名を連ねているし、現職の林市長もいる。この記事にあるように、どの候補も有効投票数の1/4が取れなければ、50日以内の再選挙になってしまうかもしれない。

 

混迷する横浜市長選 最多9人が出馬予定、再選挙も(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

 

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 最大の争点は山下ふ頭(今ガンダム・ファクトリーのあるところ?)に誘致すると言われているカジノ。もちろんIR(統合型リゾート)というのはカジノだけではなく、国際会議・展示博覧会・各種のショウなどがメイン。カジノは全体の5%以下の面積や売り上げとなる予定だ。

 

 IR誘致というのは「国際都市横浜」をアピールする好材料になると僕は思うのだが、地元の人から見ると足元の問題も大きい。市庁舎が新築された上に付近に第二第三の庁舎が建設中で「さすが370万都市、お金あるな」と僕が言うと、市民でもある子供を生んだばかりの女性は、

 

 「財政厳しいんですよ。2065年までの長期財政推計によると、2,000億円超の歳出超過見通し。他の政令指定都市より、市民税・固定資産税負担が大きいです」

 

 と訴える。市庁舎を建て替えるより、中学校に温かい給食を提供できるようにしてほしいとのこと。税金は高い、市民サービスは不十分という状況を改善するのも次の市長の役割だろう。

 

 さて、乱立の選挙戦、どのような政権構想が戦わされることになるのでしょうか?