先月米国食品医薬局(FDA)が、世界初のアルツハイマー治療薬<アデュカイマブ>を承認した。米国製薬企業バイオジェンと日本のエーザイが共同開発したこの薬は、アルツハイマー病の進行を抑制する効果が期待されている。これまでの薬は症状の一時的な緩和しかできなかったから、まだ薬効が十分確認されていないとはいえ、福音と言えよう。
僕ら夫婦も、今はのうのうと老後の入り口を楽しんでいるのだが、認知症になったら困るなという思いはある。生命保険会社が「認知症対象商品」など売り込むために、やたら脅迫してくるのも気に入らない。薬効があるとしてだが、早くこの薬が日本で使えるようになってほしいと思う。
それにつけての心配だが、今回の「COVID-19」ワクチンについても、世界各国は緊急事態として承認審査を簡略化したのに、日本政府(厚生労働省)は日本での治験に拘り、数ヵ月の遅れを招いたらしい。まあ先進諸国の中では被害の少ない国だったから「後回し」でも良かったのかもしれないが。
こういう頑迷固陋さを厚労省も改めてもらわないと、<アデュカイマブ>も僕ら夫婦にとって「間に合わなかったクスリ」になってしまうのではと危惧する。
ところが、今回は別の方面からの「福音ニュース」が入ってきた。それは「アルツハイマーの予防にはワインとチーズの組み合わせが最高」というこの記事。
研究によりアルツハイマーの予防にはワインとチーズが最適だと明らかになる | 株式会社ミレジム (millesimes.co.jp)
正確に言うと「チーズと赤ワインの摂取量と、いくつかの認知症を発症するリスクの低下の間に相関関係がある」という研究結果だ。この記事自身はワイン販売業者のものだが、これ以外にもワイン+チーズは認知症対策に効果があるという記事はいくつか見つかった。
この1~2年、当家では週末のステーキ&ワインが定番になってきていて、チーズも「KALDI」や「成城石井」で仕入れる習慣がついている。これらの食材・飲材なら厚生労働省の認可も要らないし、手近にあるのが嬉しい。
もちろん研究記事では「呑み過ぎはいけません」とあるのだが、体力的にそんなには呑めなくなったので心配は要らない。精々認知症特効薬、頂くことにしますよ。