Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「土用の丑の日」を先取りして

 「COVID-19」禍で高級食材が余っているという話は方々で聞くし、当家はこの1年半近くその恩恵にあずかっていると思う。

 

・和牛ステーキ肉

・輸入牛でも希少部位(ハネシタ・カイノミ・ザブトン・・・)

・マグロの大トロ/中トロ

 

 などは、「COVID-19」禍以前には手の届かなかったものだ。まあ味もよく分からなかったのかもしれない。合わせるワインの選択も、お肉の焼き方も、刺身の斬り方も、大部習熟してきた。

 

 さらに僕らにはあまり縁のない食材も、庶民レベルまで降りてきているようだ。この時期、その代表格なのが「鰻」。「大戸屋」や「やよい軒」の定食やウナ重はもちろん、ファミレスや牛丼チェーンでも「季節限定メニュー」として売り出し中である。

 

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 数年前大手商社の幹部に招かれて、ランチにウナ重をごちそうになった以外は、この何十年か、僕は鰻を食べていない。まだ学生だった頃、親父が知り合いの鰻屋で焼き立てを買ってきてくれることが、年に何度かあった。1匹1,000円で3匹焼いてもらい、一家4人で食べた記憶がある。

 

 社会人になって、何度か外食で食べるのだが、どうしてもその頃の「美味さ」を超える何かを感じたことが無かった。家内に言わせると「あのタレかけたら、鰻だろうと鰯だろうと秋刀魚だろうと、みんな同じよ」ということも確かで、別売のタレだけでも十分と思ってしまっていた。その例外が上記商社幹部がごちそうしてくれたもの。

 

 僕が子供の頃からはウナギのリソースそのものが激減し、びっくりするほど高価になったことも、僕が鰻を食べなくなった理由でもある。まあ、貧しいだけとのご指摘は甘んじて受けますよ。

 

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 しかしこの夏は折角「食材の余剰」なのだから、一度試そうと思っていた。ある日昼時「松屋」の前を通りかかり、「土用の丑の日前のチャンス」とばかり入ってみた。注文したのはシンプルな「うな丼」850円なり。

 

 びっくりするほど大きなウナギ(!)の切り身が一切れ、丼の中央に鎮座している。早速山椒の粉を振って食べ始めた。巨大ウナギの身は柔らかく、タレはそこそこの味だ。味噌汁と漬物を挟みながら、少しづつ食べた。皮の焼き方は良好、パリパリ感としっとり感の双方が感じられる。

 

 さて、食べ終わっての印象だが、申し訳ないけれどやっぱり「大味」。まあ牛丼チェーンで食べられるだけでもめっけもの、と思っておくべきでしょうね。ごちそうさまでした。