Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

John Maxwellの戦歴(6)

 米軍の後続部隊が続々、カーンの南に集まってきた。独軍の補給は十分でなく戦いの帰趨は見えてきた。問題は、どのくらい早く米軍が突破を果たすか、である。市街地の東端にふと空白ができた。司令部からの指令は「その街区を占領せよ、そこから監視すれば独軍の撤退を遅らせることが出来るはずだ」というものだった。

 

 Greenwood中尉は手もちの兵力だけを連れて、指令を遂行しようとする。ただAFVは重機関銃装備のハーフトラックだけ、あとの車両は他に応援に回すか、整備中である。中尉はしばらく前から臨時に指揮下にあるパラシュート分隊2個を主力として、占領を果たすつもりだ。

 

 一方の独軍も同じことを考えて、占領部隊を急派していた。両軍の戦力はほぼ互角だが、独軍のAFVはⅢ号突撃砲だった。両軍は街区の中央で遭遇し、どちらからともなく銃火を交わすことになった。

 

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 Maxwell軍曹は左翼に回り、敵の8-1指揮官の分隊と道路を隔てて撃ち合った。火力は米軍の方が3倍も強いのだが、なかなか有効打にならない。右翼のJones伍長の分隊も、バズーカでⅢ号突撃砲を狙える距離には近づけないでいる。しかし中央の中尉とパラシュート分隊は、敵の9-2指揮官の部隊にラッキーヒットを与えてこれを撃退した。

 

 独軍も両翼では粘って、各々1個分隊を除去したり潰走させることに成功した。しかし運の悪いことに、主力の9-2指揮官が回復のサイの目で12を出し、除去されてしまった。指揮官を失った分隊の士気は低下し、逃げ惑うだけになってしまった。

 

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 敵の8-1指揮官は不利を悟り、突撃砲の援護のもと体制を立て直すため退こうとした。そこに追撃をかけたハーフトラックは、やはり無謀な突撃だったのだろう狭い道路ん隙間から撃たれて、突撃砲に破壊されてしまった。

 

 しかしその砲撃の時、突撃砲が停止した位置は精兵パラシュート分隊の隣のヘクス。パラ分隊は士気チェックにも成功し、突撃砲に白兵戦を仕掛けた。結果、手榴弾を浴びたAFVは炎上し、独軍最後の希望は潰えた。米軍にとっては、あとは残敵掃討の楽な闘いになった。

 

 Maxwell軍曹は1個分隊を失ったが1個分隊を回復させ、勝利に貢献した。(ポイント1) 彼はこれまでの功績も含めて、一等軍曹(8-1)の昇進した。(累積ポイント0)

 

<続く>