Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

おせち料理と赤ワイン

 かつて正月三が日は、お店など開いていないのが当たり前だった。X’mas休暇で十分休んだから1月2日から普通に働きだす欧米人と違い、日本人は三が日は神聖なもの、働くなどもってのほかで神様に祈りをささげていた。まあ、そういう言い訳で滅多にない休日を楽しんでいたのが本当のところ。

 

 それがいつごろからか、「元旦初売り!」などというチラシが配られてくるようになり、コンビニはもちろんスーパーマーケットも元旦から営業するようになった。「初売り」どころか「ずっと売り」である。

 

 コンビニ・オーナーの叛乱などがあって、元旦くらいは商店も閉めようという傾向になっているのは、僕はいいことだと思う。「ずっと売り」ならば、正月向けの保存食糧である「おせち料理」など不要なはずだが、これはこれでどんどん豪華なものが年末に売られている。

 

 当家でも同じマンションに住んでいる僕の両親は、昔人間だから「おせち料理」はかならず買う。90歳前後の2人では食べきれない量になるから、僕らはそれのお相伴にあずかることになる。今年もそうなった。

 

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 親父は、これで少しだけ日本酒を呑む。母親もお茶を飲みながら、タツクリ・昆布巻き・煮豆など決まった縁起物は必ず一つずつ食べる。で、僕らはというと・・・赤ワインが一番いいと思っている。

 

 酢の物は別だが、基本的に保存食である「おせち料理」は、酒・味醂・醤油で味付けされている。それもかなり濃いめの味付けだ。こういうお味には、日本酒なら吟醸酒よりは純米酒、白ワインよりは赤ワインが合う。それもフルボディの重めの奴がいい。

 

 そういえば、昨年青い日系航空会社のマイレージで貰った赤ワインの中に、いいものが残っていた。今日はこれを開けることにしましょう。高級おせちと高級フランスワイン。きっと期待話裏切らないマリアージュになるでしょう。明けましておめでとうございます!