Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

名古屋駅のきしめん

 今週、名古屋駅の新幹線プラットフォームに、久し振りに降り立った。このところの「COVID-19」感染騒ぎもあって、しばらく間が空いていた。こだま/ひかり/のぞみ号の自由席のある大阪方面に近い車両から降りると、その前にきしめんのスタンドがある。その名前を「住よし」という。きしめんとは名古屋の、ある種のうどんである。いろいろな名前の由来があり、雉の肉を入れたのでキジメンといいこれがなまってきしめんになったという説もある。

 

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 うどん同様小麦粉をベースにしたものだが、硬めに練り込んであって容易に煮崩れない。だから「味噌煮込みうどん」として、鍋麺として供されることもある。味噌煮込みうどんは、名古屋の3大ミソ名物の一つなのだが、塩分が多くなり味も濃いので普通はお勧めしない。しかし意外なことに冬場の酒に合うのである。塩辛さも、日本酒に合わせるのに都合がいい。
 
 味噌煮込みでない普通のきしめんは、さっぱりとしただし汁にゆでた麺を入れ、簡単な具を乗せたものである。通常のうどん同様、かきあげや玉子をのせるのは普通だが、最後に花かつおをかけるのが特徴と言えるかもしれない。名古屋駅から新幹線に乗るとき、よくこの店には立ち寄った。市内で腹一杯食べた後、名古屋駅まで来て構内のうどん屋で2杯食べ、さらにこの店できしめんを喰ったという豪のものもいる。
 
 まあ僕にそんな真似はできようはずもないのだが、彼も名古屋の地を離れるにあたって食べておきたいものだったのかもしれない・・・と思うことにしよう。「ほうとう」などとならんで、日本では珍しい平打ち緬である。今回は時間が無くて味わえなかったのですが、今度行くときはここで一杯食べてみたいですね。