今回の6泊、以前にも増して僕の外食自由度が高まった。家内も僕同様小食になってきていて、ディナーをメインに据えるのは当たり前だが、ブランチも抑えめでいいと言い出したのだ。軽めにしてスイーツなどで補えばいいらしい。そんなわけで、この滞在中「どんぶり横丁市場」には何度も通った。
朝市の中に建てられたこの横丁、函館駅に面した2階建ての細長い建物で、
・お土産店 3
・食堂 14
・ラーメン屋 1
・パック用品販売 1
が入っている。これまでも「いくら亭」や「馬子とやすべ」、「一花亭たびじ」で食事は経験済みだ。
滞在最初の朝、僕は「恵比寿屋食堂」に入った。のれんの下の青い貼り紙が「Go To クーポン」が使える印。ここでも電子クーポンは使えない。どのお店も横丁の名前の通り海鮮どんぶりが売り物なのだが、僕は定食を食べることも多い。今日の気分は「銀だら定食」。「恵比寿屋」さんは横丁の中でも大きな店舗で、2階席もある。小上がりに4人のいるだけだったが、僕の後から来た2人連れは2階に案内されていた。
僕はカウンターの端に座って、数分待って運ばれてきたのがこれ。わかめの味噌汁は熱々。チキンのほぐし身入りのサラダと、茹でイカのマヨネーズ和えが付いてきた。主役の銀だらは肉厚で、とても良い味付けだった。
別の日、朝軽くデニッシュなど食べていたのでブランチを食べようと横丁にやってきた。食べたいなと思っていたのは、横丁で唯一のラーメン店「麺屋岳」の塩ラーメン。横丁で一番小さな店舗で、カウンターが7~8席あるだけ。1100開店早々のせいか、客は僕だけ。メニューはトピング含め豊富だが、「塩野菜ラーメン」を選んだ。
ヒゲ面のいかめしい親父さんが、カウンターの向こうで野菜をゆで始めた。大きな鍋が2つあり、一つが野菜用、もう一つが麺用なのだろう。幅広い背中に隠れてよく見えないが、丼にスープを張り麺を入れてちょっと手直し、最後に野菜を派手に投入した。
野菜ラーメンと言いながら、具にはモツも入っていてスープもガッツリ系。加えてスープも麺も熱々なので、猫舌の僕には難物だった。上澄みの野菜をつまみ、麺を冷ましながらゆっくり食べた。麺はやや硬めで、僕好み。
結局僕のいる間に他の客は来なかったけれど、美味しいラーメン屋さんでした。ここならリピートしてもいいですね。
<続く>