Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

キャピトル東急「ORIGAMI」(後編)

 霞ヶ関のキャリア官僚は、2年をめどに異動する。今回内閣府の「まち・ひと・しごと創生本部」に異動したという知りあいは、自らの事を「行商公務員」と卑下していた。本籍は総務省だが、前職は郵政関係の団体。なかなか本省に戻れないことを憂えているのかもしれない。


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 今日のランチのお相手は2人とも経産省が本籍だが、エネルギー、通商、ICT、内閣府や外務省等への出向などいろいろなキャリアを積んでいる。僕も企業の中では2~5年に一度職場を変えているが、ICT分野からみから外れたことはない。
 
 昔はICT政策とは狭義のICT産業(コンピュータ製造業、SIer、通信キャリア等)をどうするかと言うものだったが、昨今は幅広い産業や行政にも大きな影響を与える政策となってきた。エネルギー産業もICT活用が進んでいるし、国境を渡る電子商取引が日常的なものになって、デジタル通商も大きなテーマである。そんなわけで、話題は重要インフラへのサイバー攻撃にどう対処するかや、デジタル通商における税制などの考え方に及んだ。
 
 そのうちに「あいつはどうしている」など経産省の共通の知人の話題も出てくる。中に何人か、僕の知っている人もいるが、通商・エネルギー系の人はなじみが薄い。その話題の間に、せっせとサラダをつつき、コーンスープをすくってなめていた。

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 やがてメイン料理が運ばれてきた。シックカットの豚ロースのソテーにマッシュポテトが付いている。小さなル・クルーゼには野菜の炊き合わせが入っていた。シックカット豚そのものも歯応えが良くジューシーなのだが、それにに掛かっているハッシュド・ブラウンソースが美味しい。マッシュルーム他キノコ類の薄切りなどが入っていて、ある意味秋を感じさせるテイストである。
 
 キャピトル東急のメインダイニング、さすがのお味だった。コーヒーだけでも1,000円を超えるお値段だから、このランチコース(前菜・メインにドリクが付きます)も3,200円と高価。でも場所が便利なので、また来ることになるでしょう。よろしくお願いします。