Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

血まみれステーキとカテナのワイン

 長く暑かった夏が終わると、急に平年並みかそれ以下の気温の日々となった。慌てて衣料品を夏物から秋物に変え、短パンの全部とアロハシャツの半分を仕舞い込んだ。飲み物の方も、入れ替え時期。酒税の変更で第三のビールが値上げ、ビールは値下げらしい。ただ当家ではビール類よりもワインである。食欲の秋だからと、毎週末に1本呑むつもりでマイレージでちょっと高級な赤ワイン5本セットを貰った。

 

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 ナポレオンがこよなく愛したというジベリイ・シャンベルタンを含め、フランス・アメリカ・イタリア・アルゼンチンの見事な赤ワインセットである。いずれも「COVID-19」騒ぎが収まらず再びロックダウンとの声も聞かれる中、当面現地で飲むのは夢のまた夢である。

 

 さてワインが揃ったら次はお肉、今週も1日東京オフィスに出かけたので帰りに「ハナマサ」で、サガリのステーキ肉を買ってきた。サガリとは横隔膜の一部で、肋骨のところのお肉。脂肪分が少なくローカロリーでヘルシーな部位だという。これを300g弱、中年夫婦にはちょうどいい量だ。

 

 これに合わせるのは「お肉の国アルゼンチンのにしよう」と家内。アルゼンチン・メンドーサの「カテナ」をコルクを開けた。ブドウの種類はカベルネ・ソーベニヨン、評価点91+と表示してある。

 

 次はお肉の焼き方。思い切りレアにしようと、紡錘形の細長い肉を見て考えた。ほとんど脂肪分はなく、軽く筋切りしてコショウを全面に擦り込む。焼き方は厚めの方を1分15秒、薄い方は1分焼いてから、弱火にして他の3辺を合計1分焼きつける。すぐに火から下ろし、付け合わせの野菜を入れてしばらく蒸らす。

 

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 それを各々のお皿にとりわけたのがこの写真。すでに血が滴っているのがわかる。ワインの方も実にふくよかな香りでそれだけで十分うまいのだが、お肉を切り取ると血が滴り塩だけでも、ワサビ醤油を使ってもワイルドな味をワインが引き立たせる。

 

 お皿には「スグリ色」というのだろうか、切り口から流れる血が溜まりこれも野菜などで掬い取って食べる。これもワインに合うのだ。お肉の国・メンドーサの赤ワインとしっかりレアのサガリ肉、今回はベストマリアージュでした。週末用赤ワインはあと4本、ジベリイ・シャンベルタンに合わせるのはどんな肉がいいのか、これからまた迷える日々になりそうです。