Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「吉野家」夏の終わりに

 週に一度の東京通い、とはいえ今日はオフィスはほんの少し顔を出すだけ。午前中は上野の研修センターで2時間の講義、午後は某コンサル会社で2時間ほどのインタビューを受けることになっている。その間にオフィスに寄って、ちょっとした雑事をするのと昼食をとるわけだ。実はカバンには「吉野家」の株主優待券が入っている。いつも5月と11月に3,000円分送られて来るのだが、今年5月に来た10枚綴りがそのまま残っているのだ。

 

 週一日出勤、テレワークの日々と言うのが、こんなところにも影響を与えている。今日は昼食をどこかで食べることになるから、優待券を使える(数少ない)機会と思っていた。研修センターの担当官は、非常に付き合いの古い人。最初に会ったのは国分寺の研究所だった。年代的には2歳くらい若い。同じ研究室で、1年近く過ごした。

 

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 僕同様定年になっているのだが、後進指導や部下の面倒見のいい人物で、この研修センターのビジネス等の研修を任されている。御徒町駅から歩いていくと、大通り沿いは近代的なのだが一本路地に入ると昔ながらの街並み。これなら付近に「吉野家」もあるだろうから、ランチはそこでと思っていた。

 

 22名の受講生を相手に講義を終え、Q&Aも終わってさあ帰ろうとすると、

 

「お弁当取り寄せてます」

 

 とのこと。ありがたくごちそうになり、昔話と共に食べ終えた。それは良かったのだが、また優待券は使えなかったなと午後のコンサル会社に向かった。

 

 「ドコモ口座事件」だけでなく、昨今市民の「生命・身体・資産」に直接被害の及ぶデジタル犯罪が増えている。さらに社会全体をDXしようと言うのだから、リスクは増すばかり。コンサル会社はある府省の依頼で、広範なリスク研究をしているという。僕としてはリスクはあるが、それゆえにDXをあきらめては日本が衰退すると思い、DXのメリットとサイバー犯罪への対処を市民にうまく訴えることが必要と言った。

 

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 インタビューは時間を延長して行われ、結構いいたいことを言ったので、夕方その会社を出た時にはお腹が空いていた。そこで八重洲地下街の「吉野家」で早めのディナーを食べることに。選んだのは夏季限定メニューの「牛皿麦とろ定食」。さっぱりとしたとろろの食感と、濃厚な牛皿を同時に味わえた。

 

 このメニューもそろそろ終わり、ちょうど優待券2枚使えましたよ。ごちそうさまでした。