Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Go To Campaign on Booking.com

 明日から、3ヵ月ぶりに函館旅行に出かけることにしている。熱海はまだ30度を超える暑さだが、函館はもう25度は越えないし最高気温20度くらいの日もあるという。また前回同様2度フライトの機種変更があって、小型機に変更になったのだが往路はなんと満席になっている。「Go To Travel」の効果なのだろうか。

 

 出発前のビデオ会議も大体終わったし、のうのうと荷物を詰めていたら電話が鳴った。これから行くコンドミニアムのフロントさんからだった。曰く「Booking.comで予約いただいていますが、同社のシステムがようやくGo To Travelに対応できました。一旦キャンセルいただいて、改めてGo To Travel仕様で予約いただければお得になります」とのこと。いや、まったくありがたいお申し出で、試算すると3割ほどお得。さっそくやってみた。

 

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 キャンセルしたのはいいが、僕ら夫婦の希望の部屋は一つしかない。フロントさんは「再予約される準備が整うまで、こちらでブロックしておきます」と涙の出るようなお申し出。ただ、どんなものでも「最初」というのは簡単には行かない。Booking.comのサイトを開いてログインしいつもの予約画面を出したのだが、どこに「Go To Travel」があるかを見つけるのに1~2分かかった。ただそれをクリックしても何も反応しない。

 

 フロントさんによると「まだシステムが不安定なので、時々出たり出なかったりする」らしい。何度かトライアルしているうちに、なぜかは全く分からないが「Go To Travel」モードになった。その後もひとつふたつうまくいかないことがあったが、何とかクリア。無事にお得な価格で明日からの予約を取り直すことができた。フロントさんに感謝!感謝!

 

 Booking.comはオランダの会社である。僕の予約がオランダのサーバーまで経由しているかどうかは分からないが、システムのベースは世界で一本なはず。そこに時限的に日本の「Go To Travel」を入れ込むのに、ちょっと苦労したのかもしれない。ITシステムを開発した(石器時代の)経験から推測するに、今日僕が使ったのは「試作品」レベルの出来だった。それにしても「Go To Travel」は7月に始まっています。2ヵ月で試作レベルとはいえ運用にこぎつけたのは早いとみるか遅いとみるべきでしょうか。