Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Squad Leader, My DYO Way(7/終)

◆第一ターン

 Wilson軍曹と3個分隊は村の外縁を廻るように目標に近づいて行った。その後ろをハーフトラックが進む。8-0指揮官のチームは村の2階建て石造建物の上階に機関銃2丁を据えようとしている。M-10とPreistは621高地を迂回して反対側から目標に迫りつつある。
 
 独軍は村はずれの丘に4号戦車を上げ、米軍の主力を射界におさめた。これで進撃をくいとめようというのである。森の中の歩兵は塹壕を掘っていて、いくつかは成功した。
 
◆第二ターン
 4号戦車が姿を現したので、M-10とPreistも621高地に登った。山間の道路を挟んでの戦車戦である。さっそく4号戦車が装甲の薄いPreistを狙ったが、命中させたものの被害を与えられなかった。この戦車は大戦初期の旧式で、機関銃座制圧用なので榴弾しか撃てない。装甲車両はなかなか倒せないのだ。
 
 もう一度4号戦車がPreistに命中させたが結果は同じ。M-10が反撃に出て、2発目で4号戦車を撃破した。M-10は徹甲弾を倍の頻度で撃てる「駆逐戦車」なのだ。

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◆第三ターン
 右翼からの脅威がなくなったWilson軍曹や9-2指揮官は進撃を再開、機関銃チームも位置についた。M-10とPreistは、森の中の敵歩兵に砲弾を降らせる。独軍の2個分隊がたまらず潰走した。
 
 ここで独軍の増援が到着、道路の要所に3号突撃砲が配置されて、再びWilson軍曹たちの進撃を阻んだ。
 
◆第四ターン
 3号突撃砲をなんとかしたい米軍だが、装甲の薄いM-10とPreistを直接ぶつけるわけにはいかない。3号突撃砲の前後を射界におさめるように配置し、歩兵を森から進撃させた。
 
 森の中の独軍歩兵は次々に潰走、塹壕で粘っていた分隊もWilson軍曹指揮下の3個分隊との白兵戦で全滅した。
 
◆第五ターン
 ここで米軍を不運が襲った。M-10の主砲がジャムってしまったのだ。まともな対戦車砲はこれだけだったので、3号突撃砲を除去するチャンスは一気にしぼんだ。それでもWilson軍曹たちは進撃、士気阻喪状態の敵歩兵を踏みつぶしていく・・・はずだった。
 
 突然敵歩兵1個分隊が回復、近接の24火力を受けても105mmの直撃を受けても耐えた。M-10の主砲修理はならず、ついに壊れてしまった。
 
◆第六ターン
 驚異の粘りを見せていた独軍分隊の命運も、ようやく尽きた。しかしWilsonチームの進撃を2ターン支えたのは大きい。時間は独軍に味方しつつある。M-10の車載機関銃が3号突撃砲を守っていた歩兵をようやく駆逐した。そこに2個歩兵分隊が進出した。
 
 独軍は直ちに反撃、拠点に迫った2個分隊をたちまち潰走させた。その主役は、増援として3号突撃砲に乗ってきた分隊軽機関銃だった。
 
 結局、時間切れで拠点奪取はならなかった。Wilson軍曹は敵3個分隊を除去し功績を3ポイント挙げたものの、勝利には結び付かなかった・・・と、こういうプレイを慣れてくるとシナリオ作成から結果まで1時間ほどあればできるようになります。ただ結構疲れるので、1日3シナリオくらいが限度ですね。