Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Squad Leader, My DYO Way(3)

 舞台と両軍の勝利条件が決まったら、次は双方の戦力の選定である。オリジナルのDYOシナリオには、登場する戦車などの車両や指揮官、分隊、支援火器からトーチカや塹壕まで、あらゆるもののポイント値が示されている。例えば、

 

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 4号戦車 160
 3号突撃砲 150
 歩兵分隊 25
 突撃工兵分隊 80
 9-1指揮官 65
 重機関銃 30
 
◇米軍 
 M-4戦車 150
 Priest(105mm砲搭載の自走砲) 135
 歩兵分隊 35
 8-1指揮官 65
 
ソ連
 T-34戦車 140
 SU-152(150mm砲搭載の突撃砲) 175
 歩兵分隊 20
 8-0指揮官 60
 無線機 300
 
 などとなっている。プレーヤーはこれらを与えられたポイントの範囲内で選択する。両軍の勝利条件を決めるサイコロの目の合計の100倍が基本ポイント(BP)である。先の例では独軍4、米軍6だったので、BPは10。修正値込みの任務補正値は米軍+3なので、米軍は1000ポイント分に追加で1000ポイント分が得られる。独軍は1000ポイント分のうち700ポイントが最初に得られ、増援として300ポイント分があるタイミングでやってくる。
 
 もう一つ、戦力ポイントに影響するのはボードの数。ボードが1~2枚の場合はそのままだが、3枚の場合は両軍戦力が1.5倍、4枚の場合は2倍とする。仮に上記の(独軍4、米軍6)の場合、ボードが3枚なら、米軍は1500ポイント+1500ポイント、独軍は1050ポイント+450ポイントの増援ということになる。
 
 さらに決めるべきことは、シナリオの長さである。これもBPで決める。BP+2がターンの長さで、上記の例ならば、12ターン終了時に米軍が戦力の20%をボードの反対側から脱出させていれば勝利となる。独軍はこれを阻止すれば勝利となる。
 
<続く>