Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

日高屋大森東口店の閉店

 最近あまり降りることのなくなった京浜東北線大森駅、用があるとしても西友の3階にあるBook-offか、駅に隣接したハナマサくらいだ。しかし35年ほど前に赴任してから、何度かここのオフィスに通勤した。山の手側は高級住宅地だが、オフィスのある海側は河岸を始めとする庶民の街。この駅をハブにして、大井の競馬場・平和島競艇場などがあり、昼間っから小銭を投げ出してやけ酒を飲んでいる人が目立つ街でもある。

 

 何しろ血気盛んな20歳代、もともとお酒に後ろを見せることはない男なので、よく飲み歩いた。そんなことを思い出させてくれたのは、東口駅前ロータリーと西友の間にあった「日高屋大森東口店」が閉店したというニュースを聞いたから。実はこの場所、もう名前も覚えていないが35年前はチェーン店ではない中華料理店だった。オフィスが近いので、職場の人たちと帰りがけに「ちょっと一杯」と立ち寄ることも多かった。

 

    f:id:nicky-akira:20200826192340j:plain

 

 それがいつの間にか「日高屋」になっていて、最近は時々ランチに立ち寄ることもあった。相変わらずギャンブル帰りでチュウハイをあおっているオヤジの姿もあったが、僕自身はここでお酒は飲んだことはない。もっぱら「中華そば」で喜んでいた。

 

 「COVID-19」騒ぎで外食産業は痛手、個人経営のお店については情報は少ないが、「吉野家HD」は全体の5%ほどの店を閉めるというし、「いきなりステーキ」はもっと多くの比率の店が失われる。「日高屋」も多分その流れなのだろう、しかし昼間っからお酒が売れる店なのに・・・。公営ギャンブルは好調だというが、その大半が「場外売り場」によるもので、大森駅を通過するギャンブル客が減ったのかもしれない。

 

        f:id:nicky-akira:20200826195644j:plain

 

 「COVID-19」騒ぎがなくても、この街は古い部分がリニューアルされつつあった。同じ東口の一本路地を入ったところの2階建てのビル、昔は「萬瑞」という中華居酒屋だった。今は看板は残したまま「串かつでんがな」になってしまった。「萬瑞」は〇〇部長、××課長がごひいきの店だったなと思いながら前を通り過ぎた。もちろんその人たちは、20年ほど前にはご退職されているのだが。

 

https://nicky-akira.hatenadiary.com/entry/2019/05/13/120000

 

 昔よく行った店で、今も残っているのはこの「祭すし」くらいです。なぜか急に懐かしくなってしまいましたよ。