Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

高速ジェット船「Seven Islands」

 日本中豪雨なのだが、熱海では好天の日もある。夏至が過ぎたばかりで、なかなか陽が沈まない。ベランダからは大島や初島を見ることができるので、今日はぼんやり海と島を眺めていた。すると大島方面から、何か白いものが近づいてくる。最初はちっぽけな点だったのに、どんどん大きくなってくる。

 

 初島は近いように見えて、通常の船で30分近くはかかる距離。以前「にっぽん丸」が熱海港に来た時、やはりベランダから見送ったが初島沖まで行くとあの巨大な船が米粒ほどに見えるものだ。今回の白い点は「にっぽん丸」をはるかに上回るスピードで近づいてくる。これは「東海汽船」が熱海・伊東と大島や東京と大島・伊豆七島の間に運行している、高速ジェット船である。

 

 「東海汽船」が所有している高速ジェット船は4隻、いずれもカラフルな外観をしている全没翼型の水中翼船だ。

 

総トン数 160トン余り

◆全長 約27m

◆全幅 約9m

◆出力 3,800馬力×2基

◆最大速力 43ノット(約80km/時)

◆乗客 254名

 

 というスペック。名前は4隻とも違うカラーリングにちなんで、

 

◆Seven Islans 愛

◆Seven Islans 虹

◆Seven Islans 友

◆Seven Islans 大漁

 

 という。今日の夕方熱海港に入ってきたのは「Seven Islans 大漁」のようだ。来月には新造船「Seven Islans 結」も就航するらしい。写真を見るとマリンブルーのカラーリング、これが一番格好いいかな。 

 

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 横からの映像で分かりにくいが、正面には「大漁旗」が描かれている。 季節によって運行本数は違うが、熱海~大島間には平日1便、週末2便が往復している。所要時間はわずか45分だ。伊東港を経由する便でも、65分である。

 

 料金の方は季節によって違いがあるが、おおむね4,500円ほど(大人・片道)。高いと感じるかどうかだが、熱海から大島に行こうと思えば他に選択肢はないといってもいい。大島は伊豆半島のそばにあり、伊豆七島というのだが行政区分では東京都。自然豊かで「GEO PARK」にも認定されている。

 

 一日で日帰りというのではちょっと味気ない。一度、宿泊込みで行ってみたいですね。