Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ニューノーマル時代の選挙(前編)

 麻生副総理が公明党斎藤幹事長と会談し、秋に衆議院議員選挙(要するに解散総選挙)をしてはどうかと提案したらしい。秋には80歳におなりになるはずだが、ますます元気のようだ。安倍政権の支持率が下がってきて「ポスト安部」を求める声も聞かれるが、一方野党の方もバラバラで立憲民主党より維新の会の方が支持率が高いくらい。

 

 小さな政府を標榜する維新の会なら、「お金を刷れ、みんなに配れ。消費税を廃止せよ」などというわけもないので自民党としては「安心できる野党」だ。今なら総選挙をやっても大負けすることはない。安倍ちゃんは長い間ご苦労さんだったから身を引いてもらって、俺がもう一度総理・・・というお考えのように見える。

 

 これには、公明党は首を縦に振れない。ようやく都知事選挙が終わったところだし、議員は地元に帰れていない。選挙対策の準備(高齢者の多い党員に誰に、投票するか噛んで含めるように徹底すること)ができていないのだ。せめて来春まで、解散総選挙は待ってほしいところだろう。

 

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 それにしても、今回の都知事選挙は異常だった。「ホリエモン新党」の所属で何人も立候補していたし、野党統一候補の期待をかけられた山本氏は「れいわ新選組」で出た。野党統一候補らしい人は宇都宮弁護士になり、ここには多様な人が応援に来た。憲法死守の人から改憲論者まで・・・。正直「政見」が見えてこなかった。

 

 「政見」といえば、NHKで放映された「政見放送」はひどいものだった。放送禁止に近い下品な言葉を連ねたり、奇矯な服装(裸のもいた)をして世間をびっくりさせるのが目的のような候補者もいた。これに加えてポスター、街宣車・・・なんとなくこれらは無駄な費用に思えてきた。どうしてもこの種の「手段」に目が行くのだが、選挙の目的って何だろうと考えてみた。それはあるポストがあって、それにふさわしい人を選ぶこと。もう少し具体的に言うと、

 

・対象となるポストと選挙の時期、条件などを有権者に周知すること

・候補者の情報(経歴・政見・主張のポイント等)を有権者に周知すること

有権者の意思を(投票という形で)集計し、結果を公表すること

 

 だろうと思う。これらが実現できるのであれば、ポスター、街宣車政見放送等今の選挙のツールは必要ないかもしれない。

 

<続く>