Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「サフィール踊り子」営業開始

 本来なら3月14日にデビューするはずだった。この日のダイヤ改正で廃止される特急「スーパービュー踊り子」に代わり、また同じく廃止される特別な快速列車「伊豆クレイル」の需要も吸収して、特急「サフィール踊り子」が運行されることになっていた。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2020/03/14/140000

 

 全車グリーン車で8両編成。東京駅を1100に出発して、伊豆急下田まで約2時間半の行程である。臨時列車の中には、新宿発のものもある。日本の豪華列車の歴史に、あらたに一頁を残すことは間違いないだろう。一番下田よりのプレミアムグリーン車は定員わずかに20名、一列2席という優雅さだ。同じく20名定員の個室グリーン車輛も、2両ある。

 

 Web上のコマーシャルは本当に綺麗で、乗ってみたいな~という気にさせてくれる。ところが運の悪いことに「COVID-19」騒ぎで、JR東日本自身も大変なことになったし、いくら旅行好きでも「自粛」の最中に旅行に行くわけにはいかない。あえなく運休となってしまった。

 

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 その「自粛」ムードも緊急事態宣言終了以降少し和らぎ、6月には県境をまたいでの移動もOKになった。東京都など首都圏では新規感染者も60名/日程度は出ているものの、プロ野球やJリーグも始まって日常が戻ってきている。そこで「サフィール踊り子」の営業運転も始まったと聞いていた。

 

 この日、例によって1回/週程度の頻度でオフィスに顔を出す日。東京駅にやってくると、見慣れない車輛がいた。濃い青の光輝く車体、白い文字で・・・あ、これが「サフィール踊り子」だ。サフィールとはサファイアのこと、伊豆の青い海と空をイメージしての命名という。しかし見た目では「海へ遊びに行く観光列車」という軽さはなく、着飾って優雅に乗り込む「豪華列車」の重厚さを感じる。

 

 改めてWebで運賃・料金を見てみると、東京~下田間のプレミアムグリーン車で11,430円。ひどい話だが料金表には東京発の運賃・料金しか書いてない。え~、僕らは熱海~下田間のお値段が知りたいのに・・・。いいですよ、今度熱海駅みどりの窓口で聞きますから。「熱海からは乗せない」なんて言わないでね。