Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

森村先生お勧めの蕎麦屋「善作」

 緊急事態宣言解除後も、5月一杯は店を休むというところも多かった。6月になって、熱海の街もようやく普通の暮らしに近づきつつある。ただまだ営業していないホテルも多いし、もちろん人出は少ない。僕もテレワーク継続中で、外に出るのは家内と買い物か1~2回/週のランチくらいだ。

 

 今日ランチを食べようと思う店は、「味の四季、そばと和食のハーモニー」とキャッチフレーズのついた「善作」。「MaxValue東海」から川沿いに坂を下ったところにあるお店。1993年創業というから、この街では比較的新しい店だ。ミステリー作家の森村誠一先生がごひいきの店として、いろいろなメディアで紹介されている。

 

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 一度食べてみたいと思いながら、引っ越して20年弱一度も暖簾をくぐれていない。「COVID-19」での自粛もあり、内装を新しくする工事期間もあって、今月3ヵ月ぶりのオープンと聞いた。休日の昼時なら外のベンチに待ち行列ができる店だが、今日はすんなり入れた。

 

 入口のところにカウンター数席、2~6人掛けのテーブルが3つ、数人座れる小上がりが2部屋のお店だ。先客は4人だけ、作務衣姿のご亭主が空いているテーブルに案内してくれた。売り上げの中心は、夜のお酒なのだろう。メニューには、おつまみに良さそうなものが並んでいる。

 

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 おそばだけでは物足りないのでセットメニューを探すと、xx丼+日本そばで1,000円ほどのものがいくつかある。「かき揚げ煮丼+もりそば」のセットを頼んだ。隣のテーブルでは70歳くらいの男女が、ビール片手につまみを食べている。岐阜県産の陶器の湯呑みでお茶と飲んでいると、隣のテーブルに日本そばが運ばれてきた。

 

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 4~5分経って、僕のところにも丼と蕎麦が来た。ナスや玉ねぎをかき揚げにして、これをそばつゆで煮込んだものをご飯に掛けてある。蕎麦は薄く延ばしてあって、漬物は彩り豊かだ。驚いたのは蕎麦の香り、旬の時期ではないのに新そばのように香る。手切りゆえ太さなどはまちまちだが、少し固めでのどごしがいい。まさに「手繰る」感覚だ。

 

 「富士そば」などでこれに近いセットを頼めば、500~700円だろう。失礼ながら同じ「丼+蕎麦のセット」とは思えないお味だった。最後に蕎麦湯も出してもらって大満足、久しぶりに本物を味うことができました。今度はお酒とおつまみも試したいですね。また来ますよ。