Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

まるでエスピオナージ

 「COVID-19」感染拡大防止のための「行動変容」を求められている僕ら、「変容」とまではいかないが僕も「変化」くらいはできている。その一つとしてBS放送の映画を録画したり見たりし始めた。その中にオリバー・ストーン監督の「JFK」があった。言うまでもなくケネディ大統領暗殺事件を扱ったもので、真実は2029年まで封印されているのに迫った作品だ。

 

 種々の陰謀説が飛び交う中、マフィア・軍部・軍需産業などの「容疑者」が取りざたされる。まあ僕の好きなエスピオナージの世界ではよく囁かれることだ。ところが今回いかにも(出来の悪い)エスピオナージそのままの事件が起きてしまった。

 

https://news.livedoor.com/article/detail/18224780/

 

 ピッツバーグ大学のビン・リウ助教授が複数の銃創を受けて殺害され、100メートルほど離れたところで知り合いの男が死んでいたというもの。状況から見て強盗などではなく明らかに殺人で、容疑者が犯行後自殺・・・のように見える。無理心中説も流れている。

 

    f:id:nicky-akira:20200508075820j:plain

 

 ことを重大にしたのは、リウ教授が「COVID-19について重大発見を控えていた」という状況。これが巷間言われるウイルスの武漢研究所発生説や生物兵器流出説と重なると、暗殺説が出てきてもおかしくない。

 

 ちょうどトランプ先生が「COVID-19(攻撃)は、真珠湾や9・11より凶悪だ」と言って中国非難を強めている最中だし、米国はもちろんドイツなのでも中国相手の訴訟が起きている時期だ。

 

 リウ助教授の専門は「コンピュータ・システム生物学」、最近は「COVID-19」感染の細胞メカニズムや合併症細胞基礎を理解する研究をしていて「重大発見」が間近だったとされる。もしこの中に上記生物兵器説などを裏付ける研究成果があったとしたら・・・。

 

 何らかの形(大学の研究室にSIGINT・HUMINTの仕掛け)で情報収集をした当該機関が、「長い腕」を伸ばしてリウ助教授を亡きものにしたという仮説がでてくるわけだ。ただこの記事に言うように、大学側は「リウ助教授が始めた研究を完成させる」とも宣言しており、彼一人を亡き者にして済む話ではない。

 

 ・・・であれば、リウ助教授を反対する説を持つ研究者がいて発見の内容を替えられるとか、単に今だけは困るという時間稼ぎか。しばらく動向を注視しましょう。