Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

MaxValueの「カメさんDay」

 「8割削減」でいろいろなお店が閉まっていき、商店街の人出も減ってきた。政府の呼びかけ(要請)はそこそこ効いてきたのだろうが、その結果地元のスーパーマーケットに人が密集するようになってきた。

 

 「家にいろ!」と言われているのだから、ある意味当然のこと。意外とコンビニの売り上げが伸びていないのだが、会社に行かない分昼間に買い物に出られることもあって、コンビニへの買い出しは減っているようだ。割高と思えるコンビニは売上減だが、割安と思われる100円ショップのレジには長蛇の列がある。「巣ごもり」が長期化しかねないので、消費者がお金にシビアになっているのだろう。

 

 さて当家も多くの食料調達を依存しているのはスーパーマーケット、地元の「MaxValue東海」がメイン。報道される東京のスーパーほどの混みようではないが、少しは買い物客は増えている。しかし入場制限をするには程遠いなと思っていた。

 

        f:id:nicky-akira:20200426094403j:plain

 ところがある日、家内が「MaxValueで入場制限やっている」と言って帰ってきた。入り口で間隔をあけて列をなし、入場を待っているのはお年寄りばかり。みなさんお疲れのようで「早く入れてくれ」と言いたいのだろう。

 

 この日は「カメさんDay」だったのが、列ができた理由。このスーパーでは65歳以上の人は「すこやかカメさん」として、特定日に1割引きサービスが受けられるのだ。年間の費用は500円、毎月6日、16日、26日にこのサービスがあるので、「カメさん」が殺到する。混み合うし、レジでは複雑な処理をするので時間がかかるし、家内が言うには「カメの日には品揃えが微妙に違う」というので、僕らが買い物に行くことはまずない日だ。

 

 今日は「6の日」の一日前の日だった。買い物をして帰ろうとすると、店の前に一台のマイクロバスが来て、何人かのお年寄りを下ろした。皆さん身なりがいい。6の日じゃないのにと不思議に思ったが、家内は「ゆとりあの郷はお金持ちが入るホームだから、6の日を避けての買い出しかも」という。調べてみると線路の北にあるちょっと郊外のホームで、日に8往復マイクロバスを出してMaxValueと熱海駅を巡っている。

 

 Webによるともし僕らが夫婦でここに入れてもらうとすると、最初に6,000万円ほど預けないといけない。なかなか高級なホームのようだ。お金持ちは、混み合う6の日にこだわらないということですね。